執筆陣
【麻倉怜士のCES2022レポート03】2022年の画質シーンは「奥行表現」競争へ〜TVS REGZAとソニーに聞く〜
CESのテレビ動向を読むと、絵づくりに新しい傾向が表れてきたことが分かる。「奥行」指向だ。
TVS REGZA(東芝)は、映像処理エンジン「レグザエンジンZR α」を引っ提げて久しぶりにCESに出展。この新エンジンの特徴が「奥行」表現だ。ソニーは昨年のXRプロセッサーの改良版をCESで発表し、ここでも「奥行」表現をセールスポイントにした。韓国勢もサムスン、LG揃って「Object Depth Enhancer」という画質技術を採用している。ここにきて、テレビ大手は、足並みを揃えて「奥行」に絵づくりのターゲットを当ててきた。
その理由はいくつかある。解像度が2K、4K、8Kと向上し、画像情...
執筆陣
東芝映像ソリューションが、「8K REGZA ENGIN PROFESSIONAL」の技術発表会を開催。88インチの有機ELテレビを使ったタイムラプス映像の上映も行なった
東芝映像ソリューションは本日午後、渋谷の「Tokyo Arts Gallery」で「次世代8Kレグザエンジンの開発について」と題した説明会を開催した。
これは、同スペースで開催中の清水大輔氏のタイムラプス展「そこある光」にあわせて開催されたもので、会場正面には88インチの8K有機ELレグザの試作機が、両サイドには4Kレグザが4台並べられ、清水氏が8Kカメラで撮影した映像が再現されていた。
冒頭、東芝映像ソリューション(株)R&Dセンター オーディオビジュアル商品開発部 部長 山内日美生氏が登場し、「8Kレグザエンジン」(8K REGZA ENGIN PROFESSIONAL)の開発状況に...