執筆陣
【麻倉怜士のCES2023レポート02】 “SHARP is Back AGAIN” シャープが「AQUOS XLED」でアメリカに再参入。ミニLEDバックライト搭載液晶テレビで高級イメージをアピール
4年前のCES2019では、シャープがブースを出展、アメリカ再参入を訴えた。当時、副社長だった石田佳久氏にインタビューした。石田氏は「CESには4年ぶりのブース出展になります。弊社はアメリカのビジネスではB to Bが中心ですが、商品も揃ってきましたので、このあたりできちんとアメリカの皆様にも、シャープがどんなことをやっているかを訴求しようと思いました」と言っていた。
ところがこの試みはその後、コロナ禍などもあり、実際にはわずかな試験販売で終わっていた。盛りあがったテレビ需要も急減し、なかなか入るタイミングを失っていた。でも、アメリカ市場を担当する吉田宏之氏(シャープ スマートディスプレ...
執筆陣
パナソニックの「ウォールフィットテレビ」は、テレビに革命を起こす! 4K無線伝送が拓くライフスタイルの変革に期待する:麻倉怜士のいいもの研究所 レポート85
9月上旬にドイツ、ベルリンで開催されたIFA 2022のパナソニックブースで注目を集めた展示が、部屋のレイアウトに縛られないコンセプトを提案した「ウォールディスプレイ」だ。同社が培ってきた4K無線伝送技術を活用し、テレビを様々な制約から解放する提案という。そして先般、そのコンセプトが、ウォールフィットテレビ「LW1」シリーズとして日本で正式にリリースされた。
今回の連載では、ウォールフィットテレビの開発担当者であるパナソニック エンターテインメント&コミュニケーション株式会社 副社長執行役員ビジュアル・サウンドビジネスユニット長 阿南康成さんと同 技術センター 中澤 攝(おさむ)さん、同...
執筆陣
認知特性プロセッサー「XR」を搭載した2022年ブラビアのトップモデルを吟味した。QD-OLEDからMini LEDまで、新型デバイスの魅力が引き出されている:麻倉怜士のいいもの研究所 レポート80
ソニーの2022年ブラビアシリーズは、4K有機ELテレビ3シリーズ7モデル、4K液晶テレビ5シリーズ21モデルをラインナップしている。このうち4K有機ELの「A95K」「A90K」「A80K」と4K液晶「X95K」「X90J」の5シリーズには独自の認知プロセッサー「XR」の第二世代が搭載されているのがポイントだ。
さらにA95Kには新しい有機ELパネルのQD-OLEDが、X95KにはMini LEDバックライトが採用されるなど、表示パネルそれぞれについても最新技術が導入されているのも注目される。これらの最新パネルと認知特性プロセッサー「XR」の組み合わせではどんな映像・サウンドが実現でき...