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堅実な物作りで定評があるPro-Jectのレコードプレーヤー「X2」は力強く厚手の音を聴かせる。同時期発売のMC型フォノカートリッジ「PICK IT DS2 MC」は音の立ち上がりが俊敏だ
音楽の都ウィーンに本社を構えるプロジェクト・オーディオシステムズ社(1991年創業)は、質実剛健かつリーズナブルな価格設定のオーディオ機器を製造している。なかでもアナログプレーヤーは得意分野で、ここで紹介する新製品のX2はMM型フォノカートリッジを付属しながら17万円という、お買い得なベルトドライブ機だ。
フォノカートリッジはデンマークのオルトフォンとの協業で、音決めはプロジェクトが行なっている。本機のベースは2Mらしく、楕円針と丈夫なDJ用カンチレバーを組み合わせたもの。出力は7mVもある。トーンアームはカーボン/アルミの2重構造で共振を減らしており、9インチ長。軽量で高感度なストレー...
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単体フォノイコでレコードをもっといい音に!【動画】
ステレオサウンドオンラインのYouTubeチャンネルで、新しいコンテンツが公開されました。オーディオとオーディオビジュアルにまつわる、さまざまなテーマでお届けしている定例番組「感動JUSTMEET」の第3回では、購入しやすい価格の単体フォノイコライザーとして、今、静かな人気となっているトライオードの新製品TRX-EQ7をフィーチャー。ゲストとして、真空管アンプ愛好家なら知らない人はいない、株式会社トライオード代表取締役の山﨑順一さんをお迎えしています。
番組内では、トライオードが手掛けてきた単体フォノイコライザーの歴史やTRX-EQ7に込められたレコード再生への思い、この秋に発表を考えて...
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25周年記念モデルの各部に改良を施した進化形レコードプレーヤー、プロジェクト The Classic EVO。価格を超えた再生力を持つ秀作
プロジェクトは1990年にウィーンに設立されたアナログプレーヤーのメーカーであり、高級機から入門機まで種類が豊富だ。このThe Classicの“EVO”は創業25周年モデルとして登場した人気機種の最新版。EVO=エヴォリューションには25周年モデルの進化形という意味が込められている。
オルトフォンのMC型カートリッジQuintet Redが付属しているのが目を引く。楕円針で自重9g。日本では単売されず、針交換や修理などはプレーヤーの輸入元が行なう
前身との主な違いはサブプラッターが樹脂製から、アルミ削り出しの重量のあるものに変更されたことだ。また回転数の切り替えは切替えスイッチでできる...
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オーストリア製アナログプレーヤー「Pro-Ject」より2モデル。 伝統あるX-lineの最新作は、色彩感豊かな「X1」と、透明感の上級機「XTENSION9TA」
必要にして不可欠、シンプルかつ技術的に正しい設計
1990年頃、オーストリアのウィーンで創業したプロジェクト社(Pro-Ject AUDIO SYSTEMS)。当時はすでにCDを主体とするデジタルオーディオ時代に入り、アナログディスク再生の退潮はもう決定的になっていたわけだが、同社のキャリアはアナログプレーヤーからスタートした。初号機の型名もずばりPro-Ject1だった。
この製品はやがてX-Line としてシリーズ化され、プロジェクト・プレーヤーの中核を担う看板モデルに育っていく。「必要にして不可欠、シンプルかつ技術的に正しい設計」というのが一貫したコンセプトだ。
30年に近い歳月を...
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Pro-Jectのハイエンドレコードプレーヤー「XTENSION10TA」は、¥600,000で、6月下旬に発売。日本未発売のオルトフォン製9インチ・トーンアームを搭載
Pro-Ject Audio Systems(Pro-Ject)から、同ブランド「XTENSION12RS」「XTENSION9TA」に続く、ハイエンド・アナログレコードプレーヤー「XTENSION10TA」が発売される。定価¥600,000(税別)で、6月下旬の発売予定。
XTENSION10TAは、最上位機種XTENSION12RS同様のマグネットサポート式重量級プラッター、スピードボックスを内蔵した高精度な回転制御機構、センターメタルブロックとダンピングコンパウンド層を備えたシャーシ構造を採用。またオルトフォン製9インチショートアームを搭載し、上級機譲りの機能性を備えながら、取り回...
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Pro-Jectのレコードプレーヤー「X2」が6月に登場する。オルトフォン製MMカートリッジも付属し、より完成度を高めている
Pro-Ject Audio Systems(Pro-Ject)から、MMカートリッジ付属のレコードプレーヤー「X2」が発売される。定価¥170,000(税別)で、マット・ブラックとマット・ホワイトは6月下旬、マット・ウォルナットは6月末の発売予定だ。
Pro-Jectは、CD(コンパクトディスク)がオーディオの主流になり始めた1991年に創業された。そのきっかけとなったモデルが「Pro-Ject 1」というアナログターンテーブルだった。以来その系譜はX-Lineシリーズに受け継がれてきた。今回発売される「X2」は昨年発売された「X1」の上位機種で、自社製9インチショートアームを装備し、...
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リンジャパンが、LP12のアップグレードサービス「KAROUSEL」をスタート。27年ぶりとなるターンテーブル心臓部のアップグレードに注目を!
リンジャパンから、アナログレコードプレーヤー「LP12」のアップグレード「KAROUSEL(=Carousel、英語でメリーゴーランドの意味)が発表された。軸受け(ベアリング)部のアップグレードだという。
誕生からまもなく半世紀を迎えるLP12は、電源、サブシャーシ、トーンアームなどの各種アップグレード製品が絶えずリリースされてきたが、ターンテーブルの心臓部であるベアリングに関するアップグレードは、今回が2回目、第3世代のベアリングシステムとなる。2代目の「CIRKUS」アップグレードは1993年だったので、実に27年ぶりだ。
「シングルポイントベアリング」と呼ばれるLP12のベアリング...
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ステラが究極のオーディオ試聴会を開催。「StereoSound Grand Prix 2019受賞製品試聴会 & Wilson Audio新製品試聴会」で、夢のようなひとときが体験できた
ステラとゼファンは、16日午後に東京国際フォーラムで「StereoSound Grand Prix 2019受賞製品試聴会 & Wilson Audio新製品試聴会」を開催した。
今回は同社が毎年この時期に開催している新製品発表会と、昨年末に季刊「StereoSound」で開催した「StereoSound Grand Prix 2019」で見事Golden Sound賞に選ばれたAir Force Zeroなどの注目製品を多くのオーディファン、音楽ファンに体験してもらう機会として企画されたものだ。
そこに並んだシステムは以下の通り。
<主な試聴機器>
●アナログレコードプレーヤー:Tec...