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SOtMの「sMS-1000SQ Eunhasu」は、今もっとも注目すべきネットワークプレーヤーである。再生環境を整えることで、聴ける音が着実に向上した
「Soul Of the Music」を社名に戴いた韓国のSOtMは、PC・ネットワークオーディオ分野で、川上のデバイスから川下のセットまでの幅広いレンジで、優れた製品を世に送り出している、ネットワークオーディオの専門メーカーだ。PCオーディオの初期から高音質を旗印に開発に邁進してきた。
オーディオグレードのUSBインターフェイスカード、内蔵ストレージからのノイズを低減させるSATAノイズフィルター、空冷ファンノイズを低減させるファン用ノイズフィルター、オーディオ用電源……などの音質向上デバイスは業界での評価がたいへん高く、数多くの世界のネットワークオーディオ製品に組み込まれている。
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High Fidelity Cables「マグネチックウェイブガイド」の効果を、2週間かけて徹底検証した。愛機の実力を引き出すその効果に、もう導入するしかない?
磁気伝導を使った信号ケーブルや電源アクサリーをラインナップしているHigh Fidelity Cables(ハイ・フィデリティ・ケーブルズ)のマグネチックウェイブガイド最新モデルである「MC-1 Pro Double Helix Plus Signature」「MC-0.5 Helix Plus Signature」を取材した。今回は自宅の視聴室で、2週間かけてエージングしながら画質と音質への効果をチェックしている。今までの電源アクセサリーとはまったく異なる“磁気伝導技術”による効果とは?
マグネチックウェイブガイド High Fidelity Cables
マグネチックウェイブガイドシ...
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世界にひとつしかないヘッドホンZMF「Vérité Closed」は、私の期待値を大きく超えていた。ここまで鮮度の高い女性ヴォーカルは、なかなか体験できない
ギター職人だったZach Mehrbach(ザック・メアファー)氏によって立ち上げられたZMFヘッドホン。彼が手がけたフォステクス製のヘッドホン「T50RP」のカスタムチューン品の音のよさが評判を呼び、独自のヘッドホン開発を決意、これまでの常識を超えた新たなヘッドホンの開発がスタートした。
製品開発時に彼が目指したのは、当時、世界的に高い評価を得ていたソニーのヘッドホン「MDR-R10」を超えること。木工の専門知識を活かし、独自のチューニング・メソッドを確立。同時に、さまざまなハウジングの幾何学的構造にチャレンジすることで、斬新、かつ複雑な成形複合曲線を導き出している。
さらに音質改善策...
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ヘッドホンの音をチューンする「Soundframe-Cussions」を試す! LB-Acoustics「MYSPHERE 3」が提案する、好みのサウンドの探し方とは
LB-Acousticsから発売されたオープン型ヘッドホン「MYSPHERE 3」は、独自のダイナミック型ドライバーを採用した高級モデルだ。ドライバーを内蔵する部分はサウンドフレームと呼ばれ、一般的なヘッドホンのように耳を覆うのではなく、頭部に装着するヘッドバンドの両端からぶら下がった形となる。
この独得のスタイルを持ったMYSPHERE 3に、交換用クッション「Soundframe-Cussions」が登場した。クッション内のアコースティックなフィルターを替えることで音をチューニングできるという提案で、製品の魅力がいっそう高まる。今回は、そんな交換用クッションによる音質の違いをリポート...
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SOtMの「sMS-1000SQ Eunhasu」は、Roon Server対応ミュージックサーバーの注目機である。気になる音楽を自在に操り、さらにドーピング的(!)な魅力まで備えていた
2019年から今年にかけて、俄然注目度が上がっている音楽再生ソリューション「Roon(ルーン)」。レコード、CD、ハイレゾと推移してきた音楽再生史上初めて、「楽曲再生」と「楽曲を探す」という本来別々の作法を1つのソフトウェア上で統合した、画期的な存在である。
話題のルーンだけに、多くの方が「試したい」と考えているはずだが、ルーンの環境を構築するためには1つ障壁があった。ルーン対応のネットワークプレーヤーとiPad等の操作端末の他に、頭脳部として機能するルーンサーバーが必要になるのだ。
そのルーンサーバーとしての役割を担うのは元々パソコンだったのだが、ルーンのプログラムをインストールする手...