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ストレートアーム搭載のMIRACORDの新作。 エラック MIRACORD 60
ベルトドライブプレーヤーのMIRACORD 90は2016年にELAC創業90周年記念モデルとして発表された。往年のブランドに現代の技術を加味して復活させたものだ。その後70、50と続いて、今回60までラインナップを展開している。
このMIRACORD 60は短いストレート型トーンアームを搭載。カーボン系素材のパイプだ。ただしユニバーサルタイプのヘッドシェルは付属せず(編集部注:MIRACORD 60専用シェルは1つ付属します)。ターンテーブルは一体成形アルミダイキャスト製であり、打診すると鉢を叩いたようにきれいに響く。裏側を見ると、ゴム系の防振材を貼っているが中心側の区画は対策せず。音...
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【HiVi冬のベストバイ2019】プリメインアンプ部門(1)〈20万円未満〉
プリメインアンプ部門も比較的変化が少ない結果となった。目立つのが部門(1)のマランツのNR1200。ステレオアンプ搭載モデルでありながら、HDMI入出力端子が備わり、ステレオAV再生を包含した発想が新しい。デノンの最高峰、PMA-SX1 LIMITEDは、SACDプレーヤー同様、従来のSX1をベースに大胆に音質改善をはかったこだわりの製品だ
第1位:エラック DS-A101-G
¥138,000+税
エラックがアンプをつくると、ここまでユニークになれるのかの典型が本機。スピーカーと部屋との関係から自動音場補正する「AUTO BLEND」機能の効用は...
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【HiVi冬のベストバイ2019】パワーアンプ部門(1)〈50万円未満〉
パワーアンプ部門はエラックやマイテックデジタル、あるいはトリノフ・オーディオなど、 従来パワーアンプを投入していなかったモデルが目立つ結果となった。いずれも高効 率な信号増幅回路を備え、コンパクトながらハイパワーを小型筐体から叩き出す。特 にトリノフのAmplitude 8は4chアンプ2台を1筐体にまとめた高出力8ch仕様だ
第1位:ニュープライム STA-9
¥95,000+税
幅235mmのスタイリッシュな筐体が特徴的なステレオ仕様のパワーアンプだ。シングルエンドのA級初段と、高効率、高S/NのD級パワー段による回路構成はニュープラ...
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【HiVi冬のベストバイ2019】コントロールアンプ部門(1)〈100万円未満〉
ランキングの顔ぶれ自体の変化はあまりないが、部門(1)と部門(2)で注目すべき製品がそれぞ れラインクイン。部門(1)ではデジタルファイル再生機能を充実させたエラックのAlchemy DDP-2が、部門(2)はソウリューション325が新顔。部門(2)で上位入賞を果たしたリンのDSM シリーズは単体プレーヤーが生産完了になったいま、とても貴重だ。
※ モノーラルの場合はペア価格
第1位:オクターブ HP300SE
¥940,000+税
この価格帯では長年にわたってトップクラスの評価を堅持する、ドイツ・オクターブの薄型プリアンプ。真空管と半導体に...
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【HiVi冬のベストバイ2019】サブウーファー部門
12期連続という圧倒的な強さで、イクリプスの最高峰サブウーファー、TD725SWMK2がベストワンを獲得。本機以下のランキングも変化はほぼなく、画期的提案を備えた新製品の登場が待たれる。なお、ベストワンから第4位までの製品は、奇しくも筐体の左右にユニットを配置して、再生時の筐体振動を物理的に抑える発想のモデルたちだ
第1位:イクリプス TD725SWMK2
¥480,000+税
演奏や作品に込められたアーティストの想いを、正確に描きだすことを目指して誕生したイクリプス・サブウーファーの最高峰。背面対向に配置した2基のユニットをアルミシャフトで結合し、互いに...
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【HiVi冬のベストバイ2019】マルチチャンネルスピーカー部門
エラックCINEMA 30とイクリプスのTD307THMK2というマイクロスピーカー5本とサブウーファーを組み合わせたパッケージが連続でベストワンおよび第2位を獲得。いずれも単品販売されているスピーカーを5本組み合わせているので、ドルビーアトモスやDTS:Xなどのイマーシブサウンドにも拡張対応しやすい
第1位:エラック CINEMA 30
¥295,000(セット)+税
アルミ押し出し成型されたエンクロージャーに独自開発の同軸ユニットを組み込んだ人気スピーカー、BS302を5本に、BASHテクノロジー装備のサブウーファー、SUB2030を加えた...
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【HiVi冬のベストバイ2019】スピーカー部門(5)〈ペア70万円以上100万円未満〉
第1位:ソナス・ファベール Sonetto VIII
¥900,000(ペア)+税
この価格帯ではVenere Signatureを 高く評価してきたが、昨年秋登場の 本機はVenere Signature以上の魅力を実感させ、選者を感激させた。ソフトドームとリングラジエーターを融合させたトゥイーターは超高域まで素直に伸びた印象で、3基のウーファーによってもたらされる低域の伸びと量感の豊かさにも驚かされた。威風堂々のエネルギーバランスを誇る本機は、大画面スクリーンの両脇に置くに相応しい本格派といえる。(山本)
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第2位:エ...
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【HiVi冬のベストバイ2019】スピーカー部門(4)〈ペア40万円以上70万円未満〉
第1位:クリプトン KX-5PX
¥498,000(ペア)+税
従来機のKX-5Pに対し、クルトミューラー製コーン紙を使ったアルニコマグネット・ウーファー、リングラジエター付きアルニコマグネット・トゥイーターなど、主な仕様は変わらない。変更点は、内部配線材をPC-Triple Cとし、それに伴なって吸音材の入れ方を微調整したというもの。しかし、このわずかな差が、見通しのよい音場再現と、聴感上のS/N感のアップをもたらした。高域用/低域用で導体の線径や構造等を吟味しているのもミソ。(小原)
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第2位:エラック VELA FS407...
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【HiVi冬のベストバイ2019】スピーカー部門(3)〈ペア20万円以上40万円未満〉
第1位:エラック CARINA FS247.4
¥320,000(ペア)+税
北米向けモデルを中心に比較的安価なスピーカーを手がけてきたアンドリュー・ジョーンズが初めてエラックのアイコンとも言うべきJETトゥイーターを用いて完成させた2.5ウェイ・バスレフ型トールボーイ・スピーカー。アンドリューが設計したDebutラインのサウンドには感心しなかった筆者だが、このスピーカーの仕上がりのよさには感服させられた。低音が澄明でステレオイメージがきれいに浮かび上がる。力感も充分だ。(山本)
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第2位:モニタ...
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【HiVi冬のベストバイ2019】スピーカー部門(2)〈ペア10万円以上20万円未満〉
第1位:クリプトン KX-0.5
¥185,000(ペア)+税
ウーファーは、アルニコの特性に近づけたフェライトマグネット磁気回路にカーボン混入の140mmポリプロピレンコーンを組み合わせ、トゥイーターはピュアシルクリングドーム型と、これらがすべて自社開発のドライバーだから素晴らしい。この小さな密閉型2ウェイスピーカーは、躍動感のある低音とスカッと抜けきった爽やかな高音が魅力大の純国産スピーカー。モデル名はKX-1の半分のKX-0.5だが、音は肉薄していると言いたい。(和田)
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第1位:ソナス・ファベー...
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【HiVi冬のベストバイ2019】スピーカー部門(1)〈ペア10万円未満〉
もっとも広範囲な製品を取り扱うのがスピーカー部門。ペア10万円未満から200万円以上、場合によってはペア1000万円を超える製品がランクインしている。シンプルな小型2ウェイから、大型フロアースピーカーまで、実にバラエティに富んでいる。各部門 のベストワンは、エラック、クリプトン、ソナス・ファベールの3強が独占した格好だ
第1位:エラック Debut B5.2
¥55,000(ペア)+税
スピーカー部門(1)は激戦価格帯ゆえに甲乙つけがたい魅力機が乱立する。何とも華やかで頼もしいエントリーゾーンだ。ベストワンに推した本機、やはり魅力はその音。小...
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2.1ch&ハイレゾ再生対応プリメインアンプ ELAC「DS-A101-G」デビュー! ハイレゾからAV再生まで。小型筐体に凝縮した多彩な機能と興奮のサウンド
前世代機から音質・機能面で大幅向上した最新プリメイン
1994年のCL310JETのデビュー以来数々の秀作を発表し、スピーカーメーカーとしてわが国で確固たる地位を築いてきたエラック(独)。オーナーだという本誌読者もきっと多いに違いない(かくいうワタクシも300ラインのオーナーです)。しかし、ここでご紹介するのはプリメインアンプ。2017年発売のEA101EQ-Gの後継機となるが、音質・機能両面で大幅なブラッシュアップが図られており、実際にテストしてその音のよさ、面白さに興奮した。では本機の概要を述べたのち、リスニング・インプレッションをお届けする。
横幅214㎜のルックスは前作EA101...