執筆陣
【麻倉怜士のCES2023レポート16】パナソニック開発のVRグラス「MeganeX」は、メタバース専用ではない! ビジネス用から医療用機器まで、様々な展開に期待する
パナソニックとShiftallはCES2023で、VR(Virtual Reality、仮想現実)グラス「MeganeX」の新展開を発表した。同社は昨年のCESでMeganeXを出品、左右それぞれ2.6K(水平2560×垂直2560画素)、両目で5.2Kの映像が楽しめるデバイスとして注目を集めた。その製品は系列会社のShiftallから2022年内に発売される予定だったが、実際には発売が遅れ、2023年3〜4月頃の発売になるとリリースされている。今回は、同社事業開発センター XR開発部 部長の柏木吉一郎さんとXR総括の小塚雅之さんに、MeganeXの進化点についてお話をうかがった。(St...
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【麻倉怜士のCES2022レポート13】 “メタバースで困っている事を解消します” 物作りの立場から新しい世界に積極的に取り組む、Shiftallのキーマンの見解を聞く(後)
CES2022で注目を集めたパナソニックのVRグラス「MeganeX」。一昨年のCES2020で、4K(片目当たり2K)/HDR対応の有機ELパネルを搭載した高画質ヘッドセットとして発表されたが、そこから進化を続け、今回はメタバースという新しいジャンルに向けた製品として登場している。さらに販売はパナソニックの関連会社Shiftall(シフトール)が行うという。
本インタビューの前篇では、そのShiftall本社にお邪魔し、会社の成り立ちや物作りの姿勢、これまでの主な製品についてお話をうかがった。後篇では、CES2022で発表された新製品についてより詳しく紹介する。インタビューに対応いただ...
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【麻倉怜士のCES2022レポート12】 “メタバースで困っている事を解消します” 物作りの立場から新しい世界に積極的に取り組む、Shiftallのキーマンの見解を聞く(前)
【麻倉怜士のCES2022レポート10】で、パナソニックのVRグラス「MeganeX」を紹介した。その際、この製品はパナソニックと関連会社のShiftall(シフトール)で共同開発されたもので、販売はShiftallが担当するという話があった。
そのShiftallは、「未だ見ぬハードとソフトの両輪で、生活を1歩ミライへ」というコンセプトで、メタバース関連の製品を扱っている会社だという。そこでCES2022レポートの最後に、Shiftallが具体的にどんなことを手がけていて、これからどんな製品を送り出してくるのかをインタビューした。対応いただいたのは、同社代表取締役CEOの岩佐琢磨さんだ...
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【麻倉怜士のCES2022レポート10】パナソニックのVRグラス「MeganeX」は、メタバースの世界をより身近にする。3年ごしで開発された高画質モデルの物作りを聞く
パナソニックは先に開催されたCES2022で、環境関連や北米事業に関する様々な展示を開催した。その中で注目したいのが、軽量・高画質なSteamVR対応VR(仮想現実)グラス「MeganeX」や、人体冷熱デバイス「Pebble Feel」、大きな声を出しても外部に音が漏れない無線マイク「Mutalk」といったメタバース(※)関連のアイテムだ。
中でもMeganeXはパナソニックが一昨年のCESから展示を行っており、今回遂に具体的な製品に仕上がった。そこで今回は、パナソニックにお邪魔して、MeganeXの映像を体験させていただくとともに、本機の開発を手がけたデジタルプロセス開発センター XR...