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【麻倉怜士のCES2024レポート05】「神の目」を持って試合に参加できる! キヤノンの、自由視点映像ボリュメトリックビデオ「テーブルトップMR」が凄い
CES2024、キヤノンブースの「自由視点映像」は衝撃だ。
スポーツのアリーナやフィールドを取り囲むように設置した100台以上の4Kカメラで同時撮影した画像から、空間全体を3Dデータ化するシステムはすでに日本では野球、競輪、サッカーなどの中継で活用されているが、アメリカでは、バスケットボールで活用されている。CESでは今回が初めてのお披露目。
多数のカメラ+映像処理サーバーにて、「仮想カメラ」の視点を設定し自由視点映像を制作するわけだが、キヤノンの強みは、多数のデータから任意の視点映像をつくる時間が、わずか「3秒」という迅速さ。それゆえ、導入が増えている。
アメリカではNBA(Natio...
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VRを活用し、映画との新しい出会いを提案。Metaが「VRシネマ with ゴーストバスターズ」を開催。バーチャル空間で『ゴーストバスターズ』の名シーンをプレイバック!
Metaは12月1日に、報道関係者やクリエイターを対象にした、「Find Your Passion」シリーズイベントの第3弾となる「VR シネマ with ゴーストバスターズ」を開催した。
Find Your Passionシリーズは、VR技術を使い、ゲームにとどまらず、フィットネスや映画鑑賞、アートや音楽など、新しい趣味に出会い、追求していくことの楽しさを体験してもらおうというイベントだ。今年6月に第1回「VRフィットネス」を開催し、以後も異なるテーマで様々なジャンルを代表するゲストと共に、Meta Questで体験できる新たな興味との出会いを提案してきた。
今回は、映画『ゴーストバス...
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【技研公開2019リポート】 8Kカメラをワイヤレスで運用できるエンコード&送信装置を初展示
6 フルスペック8Kライブ制作伝送実験
ブース6はかなり広い敷地を使って伝送実験を行なう機器類を展示していたが、最終的にその映像が家庭に送られてきた時の展示がこちら。NHKとLGディスプレイ、アストロの3社が共同で開発した88インチの有機ELディスプレイ。キモは120Hz(p)表示が可能になったこと
6 フルスペック8Kライブ制作伝送実験
ブース6の敷地の最後は、家庭での22.2ch音声の楽しみ方の提案。昨年は、サウンドバー状のスピーカー(2本)と大きなウーファーという3ピース構成だったが、今年はウーファーをテレビ台に収納。台の左右に配置する2ボックス仕様としている。中央にはサウンドプロ...
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【技研公開2019 リポート】 2040年代の映像サービス「ダイバースビジョン」を実現するための各種技術を一堂に展示
NHK放送技術研究所(通称技研)は、最新の研究成果を発表する毎年恒例の展示会「技研公開2019」を5月30日(木)より、砧のNHK放送技術研究所で一般公開する。それに先立つ5月28日にはプレス向けの内覧会が開かれ、今年のテーマや、展示内容、みどころ紹介が行なわれた。
冒頭、NHK研究所所長の三谷公三氏より、今年度のテーマとなる「ワクからはみ出せ、未来のメディア」が紹介され、展示内容として24項目の研究成果一覧が発表された。曰く、8Kスーパーハイビジョンは昨年末より本放送が開始されており、それを受け、2030年代には自然な立体映像が楽しめる「空間像再生型3Dテレビ」を、それより先の2030...