執筆陣
製作40周年! 『地獄の黙示録 ファイナル・カット』版が2020年2月にIMAXで全国公開決定! 高精細な映像と迫力のサウンドに生まれ変わったコッポラ監督の戦争大作を体験されたし!
巨匠フランシス・フォード・コッポラが、ベトナム戦争の闇をCGなしの壮大なスケールで描いた戦争大作『地獄の黙示録』。製作から40年、自分の好きなバージョンを作りたいと考えたコッポラは、1979年の劇場公開版より30分長く、全てを盛り込んだ2001年の特別完全版より20分短いバージョンに再編集し、新たにデジタル修復。コッポラが最も満足できるバージョンだと断言した最終版『地獄の黙示録 ファイナル・カット』が、日本公開40周年を迎える2020年2月に本邦初公開! 2020年2月28日(金)より、全国IMAXにて期間限定上映されることが決定した。
映像は、撮影時のオリジナル・ネガフィルムを初めて使...
執筆陣
【コレミヨ映画館vol.35】『ラスト・クリスマス』 ユーモアの奥に混迷の時代を考える味わいも。ワム!とジョージ・マイケルのヒット曲に彩られたラヴ・コメディ
映画評論家 久保田明さんが注目する、きらりと光る名作を毎月、公開に合わせてタイムリーに紹介する映画コラム【コレミヨ映画館】の第35回をお送りします。今回取り上げるのは、この時期にぴったり、ワム!の名曲で彩られた映画『ラスト・クリスマス』。エミリア・クラークの魅力も存分に楽しめる1作。とくとご賞味ください。(Stereo Sound ONLINE 編集部)
【PICK UP MOVIE】
『ラスト・クリスマス』
12月6日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国公開
ロンドンの雑貨店で働くケイトが出会ったイケメン青年のトム。空を見上げてごらん、という彼との何日間が生涯忘れられぬクリスマスの...
執筆陣
『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』公開を記念して、『スター・ウォーズ歌舞伎』が一日限りの上演。SF映画と歌舞伎の見事な融合を果たしていた
12月20日(金)に公開が迫った『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』。いうまでもなく、『スター・ウォーズ』サーガの最終章として、今からファンの期待と注目を集めている。
そんなこの冬一番の話題作公開に先駆け、昨日(11月28日)、東京・目黒パーシモンホールで『スター・ウォーズ歌舞伎〜煉之介光刃三本〜』が上演された。
『スター・ウォーズ歌舞伎』は、歌舞伎役者の市川海老蔵さんが監修・主演を務め、『スター・ウォーズ』の世界観と日本の伝統芸能である歌舞伎を融合させた1日限りのスペシャルパフォーマンスだ。
海老蔵さんが演じたのは、魁 煉之介(かい れんのすけ=カイロ・レン)。さらに魁煉之介...
執筆陣
【コレミヨ映画館vol.34】『ファイティング・ファミリー』 負け犬にも朝日は昇る。プロレス団体WWEの人気女子レスラーをモデルにした実話映画
映画評論家 久保田明さんが注目する、きらりと光る名作を毎月、公開に合わせてタイムリーに紹介する映画コラム【コレミヨ映画館】の第34回をお送りします。今回取り上げるのは、実録スポ根映画『ファイティング・ファミリー』。どん底な境遇から一躍、花型女子レスラーになるまでのペイジの半生を、アットホームに描く注目作。とくとご賞味ください。(Stereo Sound ONLINE 編集部)
【PICK UP MOVIE】
『ファイティング・ファミリー』
11月29日(金) TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー
かつてはブル中野らが参戦。いまも中邑真輔、そして女子レスラーのアスカ、紫雷(しらい)イ...
執筆陣
セクシーの代名詞アントニオ・バンデラス、還暦を前に“いぶし銀”の魅力をまとった俳優へと変貌を遂げる!【映画スターに恋して:第9回】
バンデラスファン必見の2作品が公開中
最近とても嬉しいのは、アントニオ・バンデラスの“いぶし銀の名演”が2作続けて味わえたこと。
1作目は、世界最高峰のテノール歌手アンドレア・ボチェッリの半生を描いたイタリア映画『アンドレア・ボチェッリ 奇跡のテノール』。若きアンドレの原石のような才能を、厳しいレッスンで磨きあげるマエストロを演じたバンデラスは、知的で上品で感性豊かなアーティストの風貌。まさに素敵な熟年だ。
そして2作目は、アメリカ映画『ライフ・イットセルフ 未来に続く物語』。ニューヨークで起こった悲しい出来事は、じつはスペインのオリーブ畑に住む一家と深い関わりがあった──という、壮大に...
執筆陣
11月29日公開の『ドクター・スリープ』は、ドルビーシネマに足を運ぶ価値がある。『シャイニング』を復習してから出かけると、深みにはまること間違いなし!
今年の10月、イギリスの老舗情報誌「タイムアウト」が映画史上のホラー映画ベスト100本のリストを発表した(関連リンク参照)。
これはギレルモ・デル・トロやクライヴ・パーカー、ジョー・ダンテ、フランク・ダラボン、スティーヴン・キング、サイモン・ペッグら作り手、俳優のほか、評論家や編集者、映画祭ディレクターなど150人が提出したベストテンを集計した2016年の同リストの最新更新版だ。
92位に『IT/イット“それ”が見えたら、終わり。』。79位に『クワイエット・プレイス』、76位に『ゲット・アウト』、33位には『ヘレディタリー/継承』といった新作が加わっており、上位にも多少の変動はあるが、ベ...
執筆陣
【コレミヨ映画館vol.33】『テルアビブ・オン・ファイア』 頭の痛いパレスチナ問題を笑いの力でももみほぐせ。対立と和解を考えさせる秀作コメディ
映画評論家 久保田明さんが注目する、きらりと光る名作を毎月、公開に合わせてタイムリーに紹介する映画コラム【コレミヨ映画館】の第33回をお送りします。今回取り上げるのは、収束の見えないパレスチナ問題を、双方の国の出身者たちが描いた『テルアビブ・オン・ファイア』。果たして、笑いは世界を変えるのか? とくとご賞味ください。(Stereo Sound ONLINE 編集部)
【PICK UP MOVIE】
『テルアビブ・オン・ファイア』
11月22日(金)より、新宿シネマカリテ、ヒューマントラスト渋谷ほかにて全国順次公開
1947年、米英の主導(というか都合)で中東・パレスチナ地域の分割が国連で...
執筆陣
“映画の故郷”「東宝スタジオ」に潜入。映画製作の頭からお尻にまで対応できる、歴史と技術に溢れた空間だった(後)
映画製作の拠点として数々の大作を送り出してきた「東宝スタジオ」。映画ファンの聖地ともいえるこの場所を縁あって訪れる機会を得た。
自分で言うのもおこがましいが、ハリウッドのスタジオはあちこち見てきたのに、国内のスタジオをこの目で見学するのは初めての体験である。基本的に大きく変わる部分はないだろうと思っていたが、建物の造りから運営方針まで結構な違いがあった。聞くと見るとではかなりの隔たりがあることを改めて知ることになった。
東宝スタジオの歴史は長い。そもそもは、写真科学研究所(P・C・L=フォト・ケミカル・ラボラトリー)というトーキー映画の技術を開発する企業を母体とし、その後ピー・シー・エル...
執筆陣
“映画の故郷”「東宝スタジオ」に潜入。映画製作の頭からお尻にまで対応できる、歴史と技術に溢れた空間だった(中)〜ポストプロダクションセンター篇〜
東京・世田谷に広がる国内最大級の映画撮影スタジオ「東宝スタジオ」。数々の日本映画の名作を送り出してきたこの場所の、最新事情をご紹介する。前編ではステージや大道具、小道具などの撮影に関する内容をお届けしたが、今回は撮影が終わった後の、いわゆるポストプロダクション関連設備についてご紹介したい。リポーターは映画音響にひときわうるさい、潮晴男さんだ。(編集部)
編集部注:東宝スタジオでは、一般見学は受け付けていません
潮 ここからは、いわゆるポストプロダクション関連の施設についてお話をうかがいたいと思います。先ほど、一通り設備を拝見させていただきましたが、ポストプロダクションセンターを2棟も備え...
執筆陣
『ターミネーター:ニュー・フェイト』来日記者会見で、「ターミネーターは特別な作品だ。そしてこれが最後だと思っている」と、特別な日本のファンだけにシュワルツェネッガーが衝撃発言!
伝説のキャスト、アーノルド・シュワルツェネッガーとリンダ・ハミルトン、そしてプロデューサーとしてシリーズの創造主ジェームズ・キャメロンが復帰、『ターミネーター2』の正統な続編にして最新作『ターミネーター:ニュー・フェイト』が、いよいよ 11月8日(金)より日本公開となる。
11月1日には全米で公開し、週末の全世界興行収入ランキング No.1に輝き(11月1日週末の全世界興行収入:約81億8千万円 $1=108円換算)、アメリカ、オーストラリア、韓国、メキシコなど世界24カ国でも No.1ヒットとなった。映画批評サイト“ロッテン・トマト”のオーディエンス・スコアは85%と高評価を記録し、ア...
執筆陣
奥渋谷のミニシアター「アップリンク渋谷」がリニューアル・オープン。イートイン対応の30席のカフェ・スペースを備え、レストランメニューも刷新
アップリンクは、11月1日(金)、奥渋谷に位置する映画館「アップリンク渋谷」をリニューアル・オープンし、1F奥に、新たにイートインできる30席のカフェ・スペースを設置することで、上映までの待ち時間などを快適に過ごせるようなアメニティを充実させた。
また、レストランも「キッチンTabela」としてリニューアル・オープンし、メニューも刷新。スパイスやハーブを使ったオリジナルメニューの充実に加え、こだわりの材料を使ったホットドッグ、あるいは映画館の定番といえるポップコーンを提供できるように、新規でポップコーンマシンを導入したという。
さらに、毎日2種類の特製ランチBOXを販売するそうで(11:...
執筆陣
“映画の故郷”「東宝スタジオ」に潜入。映画製作の頭からお尻にまで対応できる、歴史と技術に溢れた空間だった(前)〜撮影ステージ篇〜
映画ファンなら、「東宝スタジオ」の名前を聞いたことがあるだろう。東京・世田谷に広がる国内最大級の映画撮影スタジオで、この地で数々の日本映画の名作が製作されてきた。また近年は撮影ステージからポストプロダクションセンターまで大規模なリニューアルを行なったことも、映画関係者にはよく知られている。今回特別に、そんな東宝スタジオの内部取材の許可をいただいた。リポーターは映画音響にひときわうるさい、潮晴男さんだ。(編集部)
編集部注:東宝スタジオでは、一般見学は受け付けていません
潮 今日は取材の機会をいただき、ありがとうございます。東宝スタジオというと、多くの名作映画や特撮作品を生み出してきた場所...