執筆陣
【HiVi夏のベストバイ2019】アザーコンポーネンツ部門
テクニクスのアナログプレーヤーSL-1500Cがフルマークを実現、圧倒的なベストワンを獲得した。10万円という定価ながら上級機とほぼ遜色ない内容に加えて、MMカートリッジやフォノイコライザーを内蔵している。これからアナログ再生を始める、あるいは再開する方にぴったりの製品といえそうだ。シャープの肩載せスピーカーも好評を得て、見事2位となった
第1位:テクニクス SL-1500C
¥100,000+税
テクニクス最新にして最安値のDDアナログプレーヤー。SL-1200GRをベースに、ストロボや回転スピード調整機構を廃止する等でコストダウンを図っている。しかしトーンアームはSL-1200GR搭...
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【HiVi夏のベストバイ2019】アクセサリー部門
5位以下の投票がケーブルやインシュレーター、ラック、カートリッジなど多岐の製品ジャンルに渡ったものの、ユキムの除電ブラシASB-1とパナソニックのUSBコンディショナーSH-UPX-1がベストワンを分かち合ったのは、前回からは変化なし。エイムのLANケーブルNA7やクリプトンの電源タップPB-HR2000なども相変わらずの人気となった
第1位:ユキム・スーパー・オーディオ・アクセサリー ASB-1
¥9,800+税
一見なんの変哲もない刷毛ブラシだけれど、オーディオ専用に開発された除電クリーナー。お値段だけのことはあると納得できるすぐれものだ。刷くことによって静電気を逃がすブラシは導電性...
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【HiVi夏のベストバイ2019】イヤホン部門(1)〈2万円未満〉
イヤホン部門の選考対象は有線タイプのイヤホン。価格帯は、スマホ付属イヤホンからのステップアップ向け製品が充実している激戦区の「2万円未満」、素材や技術へのこだわりあふれるモデルが多い「2万円以上5万円未満」、各社のハイエンドがひしめく「5万円以上」の3段階とした。
第1位:アズラ ORTA
オープン価格(実勢価格1万5,000円前後)
独自の「ALC(アクティブロスコントロール)テクノロジー」によって、反射の干渉による歪みの発生を抑え、伝達ロスを最小限に止めたエントリークラスのダイナミック型イヤホン。40μ厚の8mm径アルミ合金製振動板を使い、アウターハウジングと分離したインナーチャンバ...
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【HiVi夏のベストバイ2019】イヤホン部門(2)〈2万円以上5万円未満〉
第1位:アズラ AZLA MK2
オープン価格(実勢価格3万円前後)
鮮度の高い端正なサウンドで人気を博したAZLA(アズラ)をベースに、音質および装着感の向上を図ったマークⅡモデル。BA型とダイナミック型による同軸ハイブリッドドライバーや、独自のエアフロー技術など、イヤホン本体の仕様は従来通り。主な変更点はケーブル、フィルター、イヤーピース。気になるサウンドだが、従来に増して空間描写が意欲的で、低域の量感も増している。音の骨格の描き分けはオリジナルAZLAに一歩譲るか。(藤原)
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第2位:ヴェクロス EPT-700
オープン価格(実勢価格4万8,...
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【HiVi夏のベストバイ2019】イヤホン部門(3)〈5万円以上〉
第1位:ビクター HA-FW10000
オープン価格(実勢価格17万5,000円前後)
振動板素材に“ 木” を採用したWOODシリーズイヤホンの最上位モデル。無垢の楓材を漆塗りで仕上げたハウジングに、複数の金属を組み合わせて響きを制御。吸音材として阿波和紙、綿絹を採用するなど贅を尽くした内容となっている。シリーズの美点である美しい響きを持ちながらも、高解像度でクセのない澄んだ音に仕上がっており、実になめらかで自然な音を聴かせてくれる。躍動感のある低音の鳴りっぷりのよさも好ましい。(鳥居)
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第2位:ディータ Project 71
オープン価格(実...
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【HiVi夏のベストバイ2019】ヘッドホン部門(1)〈5万円未満〉
オーディオテクニカ、ソニー、ゼンハイザーなど、古くからスタジオモニターなどとして支持されているメーカーが強く、ロングセラーも多いのがヘッドホン部門の特色。いっぽうでクロスゾーンなどユニークな技術やコンセプトでヘッドホンに新たな付加価値を与えるブランドも増え始めている。
第1位:オーディオテクニカ ATH-MSR7b
オープン価格(実勢価格2万3,000円前後)
抜群のコストパフォーマンスで評価の高い「ATH-MSR7」が待望のモデルチェンジ。定評のある45mmの“トゥルー・モーション”ハイレゾドライバーを引き続き搭載したうえ、磁気回路/振動板周りのフランジ構造をブラッシュアップして、軽快...
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【HiVi夏のベストバイ2019】ヘッドホン部門(2)〈5万円以上10万円未満〉
第1位:クロスゾーン CZ-10
¥90,000+税
電気的な処理ではなく、完全にアコースティックな手法によって、ヘッドホン再生特有の頭内定位の問題解消に取り組むクロスゾーンの第2弾製品。初代機のCZ-1に比べると劇的に小さく軽くなり、価格も半分以下に抑えられて、屋外でも使えるCZヘッドホンが欲しい、という要望に見事に応えてみせた。音の骨格を明確に描き出し、中低域が躊躇なく、気持ちよく吹き上がる。スピーカー再生に通じる自然な定位、拡がりは唯一無二のもの。(藤原)
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第2位:ゼンハイザー HD 660 S
オープン価格(実勢価格5万2,000円前後)...
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【HiVi夏のベストバイ2019】ヘッドホン部門(3)〈10万円以上〉
第1位:デノン AH-D9200
¥195,000+税
軽くて、適度な剛性と吸音性を備え、固有のキャラクターが少ないといわれる「竹」(孟宗竹)をハウジングの素材に採用したデノンヘッドホンの最高峰。50mm径のナノファイバー・フリーエッジ・ドライバーは姉妹機のAHD7200と変わらないが、その再現性はまったく別物。雑みを感じさせない鮮度の高いサウンドが特徴的で、ウッドベースが軽やかに躍動し、清々しい響きがストレスなく空間に拡がっていく。耳を包み込む装着感も良好。(藤原)
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第1位:フォーカル STELLIA
¥330,000+税
以前は開放型が多かっ...
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【HiVi夏のベストバイ2019】ヘッドホンアンプ部門(1)〈20万円未満〉
ヘッドホンアンプはその性質上、D/Aコンバーター機能を内蔵し、USB DACとして使用できるものが多い。よってD/Aコンバーター部門と重複する製品もあるが、こちらはヘッドホンアンプとしての評価となる。価格帯は2段階としたが、いずれもコード社の製品がきわめて高い評価を得る結果となった。
第1位:コード Mojo
オープン価格(実勢価格5万円前後)
独自のアルゴリズムによるD/A変換が特徴の、コード社のエントリーモデル。手のひら大のコンパクトサイズながらも、PCM最大768kHz/32ビット、DSD最大11.2MHzのネイティブ再生が可能で、800Ωのヘッドホンの駆動にも耐えるアンプを備える...
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【HiVi夏のベストバイ2019】ヘッドホンアンプ部門(2)〈20万円以上〉
第1位:コード Hugo TT 2
¥640,000+税
独自の「パルスアレイDAC」方式を採る小型高性能ヘッドホンアンプで、Hugoシリーズの最新モデル。進化したDACアルゴリズムは、98,304のフィルタータップ長と、片チャンネル当たり10エレメントを有する最新版。アルミ削り出しの筐体には豊富な入出力端子を備える。力強くて濃密、しかも滑らかで潤いのあるサウンドはコードならでは。じっくり聴き込むと超絶的な解像度を有しているのもわかる。やはり並みのヘッドホンアンプではない。(小原)
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第2位:コード Hugo 2
オープン価格(実勢価格30万円前後...
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【HiVi夏のベストバイ2019】ワイヤレスイヤホン
前回の「2018冬のベストバイ」ではワイヤレス製品について、ヘッドホンとイヤホンを同一部門として評価した。だが昨今、左右独立型のワイヤレスイヤホンが急増、リスナーからの支持も高まっているため、今回よりそれぞれ単独の部門での評価となる。いずれも価格帯による分類はしていない。
第1位:ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless
オープン価格(実勢価格3万5,000円前後)
アップルのAirPods登場によりイヤホンの世界は完全ワイヤレスモデルに話題が集中しているが、ついにゼンハイザーが参入した。解像度や周波数レンジなどオーディオ的な能力が高く、低遅延コーデックの「aptXLo...
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【HiVi夏のベストバイ2019】ワイヤレスヘッドホン部門
前回の「2018冬のベストバイ」でワイヤレスヘッドホン/イヤホンを同一部門として扱ったところ、イヤホンではなくヘッドホンが上位を独占した。音質を優先するならば、やはりヘッドホンに分があるということだろう。なお、ワイヤレス部門にはノイズキャンセリング機能搭載モデルも含まれる。
第1位:パナソニック RP-HD610N
オープン価格(実勢価格3万円前後)
Googleアシスタントへの対応、LDACおよびaptX HDコーデックのサポート、専用アプリ連携、ノイズキャンセリング機能の装備と、高度な技術・機能をこれでもかとばかりに投入したパナソニックの意欲作だ。どうしても機能的な先進性が注目されが...