執筆陣
【コレミヨ映画館vol.62】『アイダよ、何処へ?』 憎しみをぶつけ合うまだら模様の世界に希望はあるのか。ボスニア紛争の悲劇をリアルに描く実話映画
映画評論家 久保田明さんが注目する、きらりと光る名作を毎月、公開に合わせてタイムリーに紹介する映画コラム【コレミヨ映画館】の第62回をお送りします。今回取り上げるのは、久保田さんが“今年有数の1本”と推す『アイダよ、何処へ?』。人間の愚行を正面から描いた注目作。とくとご賞味ください。(Stereo Sound ONLINE 編集部)
【PICK UP MOVIE】
『アイダよ、何処へ?』
9月17日(金)より Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、他 全国順次公開
サッカー元日本代表監督のイビチャ・オシムとヴァヒド・ハリルホジッチは、共に旧ユーゴスラ...
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【コレミヨ映画館vol.61】『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』 『アメリカン・ユートピア』の次はコレ! 時代と音楽を追った傑作ライヴ映画
映画評論家 久保田明さんが注目する、きらりと光る名作を毎月、公開に合わせてタイムリーに紹介する映画コラム【コレミヨ映画館】の第61回をお送りします。今回取り上げるのは、『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』。音楽ファン、ポップ・カルチャー・ファン必見のお宝映画と久保田さんが絶賛する本作を、とくとご賞味ください。(Stereo Sound ONLINE編集部)
【PICK UP MOVIE】
『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』
8月27日(金)より、TOHOシネマズ日比谷、渋谷シネクイントほかにて全国順次ロードショー
こりゃ、...
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【コレミヨ映画館vol.60】『孤狼の血 LEVEL2』 熱い。熱すぎる。これぞ映画! 役者もスタッフも全員攻撃、全員守備の痛快作!
映画評論家 久保田明さんが注目する、きらりと光る名作を毎月、公開に合わせてタイムリーに紹介する映画コラム【コレミヨ映画館】の第60回をお送りします。今回取り上げるのは、久保田さんをして“これぞ東映映画”と大興奮の『孤狼の血 LEVEL2』。とにかく出演者全員がとてつもなく熱いそう。実録ヤクザ映画を知っている人も知らない人も、血沸き肉躍るであろう本作を、とくとご賞味ください。(Stereo Sound ONLINE 編集部)
【PICK UP MOVIE】
『孤狼の血 LEVEL2』
8月20日(金)より、TOHOシネマズ六本木ヒルズ、丸の内TOEIほかにてロードショー
『凶悪』『日本で一...
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普通の高校生が繰り広げる、普通じゃないひと夏の眩しい大冒険『子供はわかってあげない』【先取りシネマ 第16回】
『南極料理人』の沖田修一監督が、初めて高校生を主人公に!
英語題名は“One Summer Story”。ひと夏の冒険をする水泳部所属の美波(上白石萌歌)は高校2年生なので直接は関係ないのだけれど、この映画の青い空とプールを見ると、小学生のときの水泳の授業のことを思い出す。
生徒が渋滞して、芋洗い状態になってしまう腰洗い用消毒プールのガチな冷たさ。プールサイドが熱いので、親指を曲げるようにして歩いていたこと。みんなで列になってプールの縁を泳ぎ、急流を作っていた気がするんだが、あれは何をやっていたのだろう。流れるプールみたいのができると必ず逆に泳ぎだすやつがいたし、雨のなかで泳ぐのも面白か...
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【コレミヨ映画館vol.59】『モロッコ、彼女たちの朝』柔らかい光。過酷な運命。日本で初めて上映されるモロッコ映画!
映画評論家 久保田明さんが注目する、きらりと光る名作を毎月、公開に合わせてタイムリーに紹介する映画コラム【コレミヨ映画館】の第59回をお送りします。今回取り上げるのは、連綿と続く習慣の中で力強く生きようとする女性の姿を描いた『モロッコ、彼女たちの朝』。賑やかな大祭の中で訪れるラストには注目したい。とくとご賞味ください。(Stereo Sound ONLINE 編集部)
【PICK UP MOVIE】
『モロッコ、彼女たちの朝』
8月13日(金)より、TOHOシネマズ シャンテほかにて全国公開
アフリカ大陸の北西端にあるモロッコ王国。国教はイスラム教で、アラブ人と先住民族だったベルベル人が...
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【コレミヨ映画館vol.58】『サイコ・ゴアマン』行け! サイコ・ゴアマン! 80年代低予算SFホラーへの愛にあふれたコメディ・スプラッター
映画評論家 久保田明さんが注目する、きらりと光る名作を毎月、公開に合わせてタイムリーに紹介する映画コラム【コレミヨ映画館】の第58回をお送りします。今回取り上げるのは、カナダからやってきた愛すべきB級映画『サイコ・ゴアマン』。80年代の怪獣映画の雰囲気に、最新のVFXを投入した注目作。あなたもサイコ沼に落ちてみませんか? とくとご賞味ください。(Stereo Sound ONLINE 編集部)
【PICK UP MOVIE】
『サイコ・ゴアマン』
7月30日(金)より、シネマート新宿ほかにて全国順次ロードショー
ジャンル映画のなかでもとりわけホラー映画は、作り手と観客の両方が沼にはまるこ...
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【コレミヨ映画館vol.57】『83歳のやさしいスパイ』養老ホームに潜入せよ! おじいちゃんの“ミッション・インポッシブル”始まる
映画評論家 久保田明さんが注目する、きらりと光る名作を毎月、公開に合わせてタイムリーに紹介する映画コラム【コレミヨ映画館】の第57回をお送りします。今回取り上げるのは、タイトルの通り、お爺ちゃんスパイが大活躍!?する『83歳のやさしいスパイ』。果たして、セルヒオは無事任務をまっとうできるのか? とくとご賞味ください。(Stereo Sound ONLINE 編集部)
【PICK UP MOVIE】
『83歳のやさしいスパイ』
7月9日(金)よりシネスイッチ銀座ほか全国順次公開
拳銃は撃たず、秘密兵器も使わないスパイが登場するドキュメンタリー映画である。あ、超小型カメラが仕込まれた黒ぶちメ...
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マーベルの初TVシリーズ『ワンダヴィジョン』と第2弾『ファルコン&ウィンターソルジャー』、期待を大きく上回る出来栄えに大興奮!【先取りシネマ 第15回】
新型コロナの影響による公開順の変更に初めてのTVシリーズ。不安もあったが……
『マンダロリアン』でそうとうに盛り返したとはいえ、『スター・ウォーズ』のシークエル・トリロジー(エピソード7~9)は失敗だった。ファンにおもねるよりは新しい銀河の物語を、とぼくは『最後のジェダイ』の革新を支持したけれど、それも間違っていた。
3部作が有機的に絡み合うことはなく、魅力が薄れて最近はこの3本を(“スター・ウォーズ”なのに!)観なおすこともないんだもの。当初はオブザーバーの立場に就いて草案を提出したジョージ・ルーカスもシリーズから距離を置くようになってしまった。
ルーカス・フィルムの代表になったプロデ...
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【コレミヨ映画館vol.56】『Mr.ノーバディ』 いつも嫁さんに怒られているおじさんは、妻と子どもたちを守れるのか? コロナも逃げ出す大痛快アクション
映画評論家 久保田明さんが注目する、きらりと光る名作を毎月、公開に合わせてタイムリーに紹介する映画コラム【コレミヨ映画館】の第56回をお送りします。今回取り上げるのは、『フォーリング・ダウン』張りの暴走アクション作『Mr.ノーバディ』。果たして、ブチ切れハッチは無事に帰宅できるのか? とくとご賞味ください。(Stereo Sound ONLINE 編集部)
【PICK UP MOVIE】
『Mr.ノーバディ』
6月11日(金)全国ロードショー
意表を突くオープニングショットが最高! 観終わると“『ジョン・ウィック』は犬、『Mr.ノーバディ』は猫かぁ”と笑いたくなる。全篇POV=一人称視点...
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【コレミヨ映画館vol.55】『クー! キン・ザ・ザ』日本よ、これが映画だ(よね)。脱力系SF映画の傑作が奇跡のアニメーション化!
映画評論家 久保田明さんが注目する、きらりと光る名作を毎月、公開に合わせてタイムリーに紹介する映画コラム【コレミヨ映画館】の第55回をお送りします。今回取り上げるのは、ロシア風の風刺を存分に振りかけた傑作『クー! キン・ザ・ザ』。銀河の果てに飛ばされた二人は、帰郷できるのか? とくとご賞味ください。(Stereo Sound ONLINE 編集部)
【PICK UP MOVIE】
『クー! キン・ザ・ザ』
5月14日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開
見渡す限りの砂漠の上を、釣り鐘型の大きな飛行艇が滑るように飛んでくる!
今回も、ヘンなもの、面白...
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【コレミヨ映画館vol.54】『海辺の彼女たち』 雪が残る北の町にたどりついた少女たち。新人監督のすばらしい青春映画!
映画評論家 久保田明さんが注目する、きらりと光る名作を毎月、公開に合わせてタイムリーに紹介する映画コラム【コレミヨ映画館】の第54回をお送りします。今回取り上げるのは、社会の片隅でひっそりと生きている3人の女の子の姿を描いた『海辺の彼女たち』。苦悩の先に未来はあるのか? とくとご賞味ください。(Stereo Sound ONLINE 編集部)
【PICK UP MOVIE】
『海辺の彼女たち』
5月1日(土)よりポレポレ東中野ほか全国順次公開
クリームやポリス、ニルヴァーナ。英国80年代のダブ・パンク・バンドのザ・スリッツ。最近ではリーガルリリーやHump Back、Lucie,Tooと...
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【コレミヨ映画館vol.53】『僕が跳びはねる理由』自閉症の僕らは何を見て、何を感じているのか。多くの気づきに満ちた秀作ドキュメンタリー
映画評論家 久保田明さんが注目する、きらりと光る名作を毎月、公開に合わせてタイムリーに紹介する映画コラム【コレミヨ映画館】の第53回をお送りします。今回取り上げるのは、30か国以上で翻訳された世界的ベストセラーを映画化した『僕が跳びはねる理由』。自閉症の子供の生きる世界を描いた感動作です。とくとご賞味ください。(Stereo Sound ONLINE 編集部)
【PICK UP MOVIE】
『僕が跳びはねる理由』
4月2日(金)驚きと感動の“体感”ロードショー
いろいろなことに気づかされるドキュメンタリー映画だ。新鮮で、たいへんに面白い。娘はもう大きくなってしまったけれど、中学生くらい...