執筆陣
バランス入力が魅力のMC昇圧トランス CSポート「CMT1」 ノイズフロアーが下がり音楽を鮮明に表出する
バランス接続することにより、さらにダイナミック感が増す
無帰還の管球式アンプやエアーフロート方式の重厚なアナログプレーヤーを製造しているCSポートの新製品CMT1は、バランス入力も装備している昇圧トランスである。
同社のC3EQM2(フォノイコライザーアンプ)もバランス対応の昇圧トランスを内蔵しているわけだが、そちらは適合インピーダンスが3Ω〜20Ωで、CMT1は1.5Ω〜40Ωと広めの設定。コア材は共に透磁率に優れたスーパーパーマロイ。同社によると、CMT1はファインチューニング的な範疇で巻数を増やして対応力を広げているという。背面はオーソドックスな端子群で、グラウンドのフロートスイッ...
執筆陣
今、注目の真空管アンプを試聴! CSポート C3PR こだわりの設計思想が随所に表れる意欲作
無帰還2段構成+リレー式アッテネーターのラインプリは
CSポートお家芸のスイッチング電源を採用
超大型3極管212Eアンプとの組合せは相性も抜群
2017年に登場したCSポートの製品群は、いずれもハイエンド指向の豪華な内容で大いに注目されている。重厚長大なアナログプレーヤーを筆頭に、巨大な212E3極管によるモノーラルパワーアンプ、そしてバッテリー駆動方式のフォノイコライザーアンプが同社のファーストリリースだった。
ここで紹介するC3PRは、登場が待たれていたラインレベルのプリアンプ。やはりというか、こだわりの設計思想が随所に表れている意欲作だ。増幅回路はドイツテレコムが開発したC3g真...