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最速リポート! 誰も観たことがない『犬神家の一族』を味わい尽くす。新しい発見の連続が楽しい、4K UHDブルーレイ・インプレッション
角川映画45周年記念『犬神家の一族』4Kデジタル修復版。
驚愕の高画質・高音質で甦った傑作の舞台裏に迫る(最終回)
12月24日(金)リリースの『犬神家の一族 4Kデジタル修復 Ultra HD Blu-ray【HDR版】』。「角川映画祭」での上映やCS4K放送では体験できなかった、これまで誰も観たことがない『犬神家の一族』4K HDR版のお披露目となる。4Kデジタル修復版の真骨頂が味わえるのはこの4K HDR版であると断言したいと思う。
SDR版の印象を凌駕する驚きが待ち構えていると考えていただいてまったく差し支えない。劇場公開時に市川崑監督がイメージした作品の姿、美麗に甦った本編に思...
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角川映画45周年記念『犬神家の一族』4Kデジタル修復版。驚愕の高画質・高音質で甦った傑作の舞台裏に迫る(その5)
●4Kデジタル修復版 新マスター完成までの道のり〜ポストプロダクション編③〜
『犬神家の一族』<4Kデジタル修復版>。入念なレストアが施されたマスターはいよいよグレーディング(色彩調整)のプロセスへと進む。市川崑監督がイメージしていた作品の姿をいかに再現するか。修復化の工程のなかでもとりわけ重要な作業になる。
グレーディングを担当するのはIMAGICAエンタテインメントメディアサービス(以下、Imagica EMS)映像制作部 データイメージンググループ カラリストの阿部悦明だ。阿部はこれまでも市川監督作品では『炎上』『おとうと』『雪之丞変化』、往年の角川映画では『セーラー服と機関銃』『...
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角川映画45周年記念『犬神家の一族』4Kデジタル修復版。驚愕の高画質・高音質で甦った傑作の舞台裏に迫る(その4)
●4Kデジタル修復版 新マスター完成までの道のり〜ポストプロダクション編②〜
『犬神家の一族』<4Kデジタル修復版>のマスターが完成するまでのプロセスを追った「『犬神家の一族』<4Kデジタル修復>の軌跡」。本編の劇場公開に先駆けて日本映画専門チャンネルでオンエアされ、現在ではYouTubeのKADOKAWA映画公式サイトにもアップされている。もうご覧になっただろうか?
4Kデジタル修復された本編映像も動画で見てみると説得力がある。10分間の短縮版であるにもかかわらず、複雑な工程が簡潔に分かり易く纏められている。それもそのはず、番組を担当したのは本連載にも協力して頂いているIMAGICA...
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角川映画45周年記念『犬神家の一族』4Kデジタル修復版。驚愕の高画質・高音質で甦った傑作の舞台裏に迫る(その3)
●4Kデジタル修復版 新マスター完成までの道のり〜ポストプロダクション編①〜
『犬神家の一族』を4Kデジタル修復版として蘇らせる。このプロジェクトをKADOKAWAと共に推進するIMAGICAエンタテインメントメディアサービス(以下、Imagica EMS)メディア営業部。Imagica EMSサイドのスタッフを束ねるプロデューサー的な役割を果たしているのが水戸遼平だ。
前回紹介したように、同営業部の土方崇弘がこれまでリリースされてきた全種類のパッケージソフト、出版物でのスタッフの証言や評論等などから作品を研究する一方で、水戸は現存するネガやプリントなどのフィルム関係、劇場公開時には東洋...
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角川映画45周年記念『犬神家の一族』4Kデジタル修復版。驚愕の高画質・高音質で甦った傑作の舞台裏に迫る(その2)
●4Kデジタル修復版 新マスター完成までの道のり〜プリプロダクション編〜
『犬神家の一族』4Kデジタル修復版。今回のこの新マスター制作のためのプロジェクトをKADOKAWAと共に推進する大役を担ったのはIMAGICAエンタテインメントメディアサービス メディア営業部の水戸遼平と土方崇弘だ。
これまでも『炎上』『おとうと』『雪之丞変化』などの市川崑監督作品、最近では特撮ファンの間で大いに話題を呼んだ『平成ガメラ』や『大魔神』シリーズの4Kデジタル修復版も手掛けている。いわゆる“古い作品”を、スタジオの持つ最新の技術と熟練のスタッフたちの“技”によって現代に蘇らせることには既に定評がある。
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角川映画45周年記念『犬神家の一族』4Kデジタル修復版。 驚愕の高画質・高音質で甦った傑作の舞台裏に迫る(その1)
●4Kデジタル修復版の制作は、今は亡き市川崑監督との対話である
時は昭和51年。1976年。初めて耳にする“角川春樹事務所”が映画の製作を開始した。これがいわゆる“角川映画”の始まりだ。次々と繰り出される作品の面白さ、メディアを駆使したそれまで経験したことのなかったような展開によって瞬く間に映画界を、時代を、まさに席巻したのが角川映画である。もちろん当時の映画ファンにも大いなる驚きをもって熱狂的に迎えられた。詰めかけた観客たちでいつも膨れ上がった映画館の賑わいを昨日のことのようにご記憶の方も多いだろう。その角川映画の記念すべき第一回作品がご存知『犬神家の一族』である。
「角川映画祭」開催...