執筆陣
荻窪に、4K/HDR対応のアニメ編集スタジオがオープン。IMAGICAエンタテインメントメディアサービスが、「荻窪アニメーションハウス」を拡充し、新たに3つのスタジオを開設
IMAGICAエンタテインメントメディアサービス(Imagica EMS)は、同社のアニメ専用編集スタジオ「荻窪アニメーションハウス」を拡充、新編集室のお披露目を行った。
これまで荻窪アニメーションハウスとして、駅前にあるビルの7Fフロアーと、そこから徒歩数分の位置にある「荻窪アニメーションハウス はなれ」の2拠点を構え、劇場作品からテレビ、配信(OTT)用まで、多くのアニメ作品の制作・サポートを行なってきた。
そして今回、新たに同ビル4Fに3つのオンライン編集室を追加、これにより荻窪アニメーションハウスは、はなれを含めると、オンライン編集室×6、オフライン編集室×3、会議室×2を備えた...
執筆陣
最速リポート! 誰も観たことがない『犬神家の一族』を味わい尽くす。新しい発見の連続が楽しい、4K UHDブルーレイ・インプレッション
角川映画45周年記念『犬神家の一族』4Kデジタル修復版。
驚愕の高画質・高音質で甦った傑作の舞台裏に迫る(最終回)
12月24日(金)リリースの『犬神家の一族 4Kデジタル修復 Ultra HD Blu-ray【HDR版】』。「角川映画祭」での上映やCS4K放送では体験できなかった、これまで誰も観たことがない『犬神家の一族』4K HDR版のお披露目となる。4Kデジタル修復版の真骨頂が味わえるのはこの4K HDR版であると断言したいと思う。
SDR版の印象を凌駕する驚きが待ち構えていると考えていただいてまったく差し支えない。劇場公開時に市川崑監督がイメージした作品の姿、美麗に甦った本編に思...
執筆陣
角川映画45周年記念『犬神家の一族』4Kデジタル修復版。驚愕の高画質・高音質で甦った傑作の舞台裏に迫る(その5)
●4Kデジタル修復版 新マスター完成までの道のり〜ポストプロダクション編③〜
『犬神家の一族』<4Kデジタル修復版>。入念なレストアが施されたマスターはいよいよグレーディング(色彩調整)のプロセスへと進む。市川崑監督がイメージしていた作品の姿をいかに再現するか。修復化の工程のなかでもとりわけ重要な作業になる。
グレーディングを担当するのはIMAGICAエンタテインメントメディアサービス(以下、Imagica EMS)映像制作部 データイメージンググループ カラリストの阿部悦明だ。阿部はこれまでも市川監督作品では『炎上』『おとうと』『雪之丞変化』、往年の角川映画では『セーラー服と機関銃』『...
執筆陣
角川映画45周年記念『犬神家の一族』4Kデジタル修復版。驚愕の高画質・高音質で甦った傑作の舞台裏に迫る(その3)
●4Kデジタル修復版 新マスター完成までの道のり〜ポストプロダクション編①〜
『犬神家の一族』を4Kデジタル修復版として蘇らせる。このプロジェクトをKADOKAWAと共に推進するIMAGICAエンタテインメントメディアサービス(以下、Imagica EMS)メディア営業部。Imagica EMSサイドのスタッフを束ねるプロデューサー的な役割を果たしているのが水戸遼平だ。
前回紹介したように、同営業部の土方崇弘がこれまでリリースされてきた全種類のパッケージソフト、出版物でのスタッフの証言や評論等などから作品を研究する一方で、水戸は現存するネガやプリントなどのフィルム関係、劇場公開時には東洋...
執筆陣
角川映画45周年記念『犬神家の一族』4Kデジタル修復版。驚愕の高画質・高音質で甦った傑作の舞台裏に迫る(その2)
●4Kデジタル修復版 新マスター完成までの道のり〜プリプロダクション編〜
『犬神家の一族』4Kデジタル修復版。今回のこの新マスター制作のためのプロジェクトをKADOKAWAと共に推進する大役を担ったのはIMAGICAエンタテインメントメディアサービス メディア営業部の水戸遼平と土方崇弘だ。
これまでも『炎上』『おとうと』『雪之丞変化』などの市川崑監督作品、最近では特撮ファンの間で大いに話題を呼んだ『平成ガメラ』や『大魔神』シリーズの4Kデジタル修復版も手掛けている。いわゆる“古い作品”を、スタジオの持つ最新の技術と熟練のスタッフたちの“技”によって現代に蘇らせることには既に定評がある。
...