執筆陣
『ガールズ&パンツァー 最終章』第4話、ドルビーアトモス版試写会レポート~岩浪美和(音響監督)&柳野啓一郎(CG監督・特技演出)が見どころを解説
いよいよ本日(10/6)劇場公開となった『ガールズ&パンツァー 最終章』第4話。冬季無限軌道杯の準決勝の模様が描かれるのだが、継続高校と対戦する大洗女子学園は、序盤であんこうチームが戦線離脱という大波乱の幕開け。もう一方の聖グロリアーナ女学院対黒森峰女学園も強豪校同士の激戦が予想され、中身の濃いドラマが予想される。今回は最新の立体音響技術ドルビーアトモス版音声でのマスコミ向け試写会が、東京・竹芝のイマジカ第2試写室で行なわれた。しかも音響監督の岩浪美和さんとCG監督・特技演出の柳野啓一郎さんによるティーチイン付き。この模様をレポートする。
試写会が行なわれたイマジカ第2試写室は、株式会社...
執筆陣
ロック・ファン垂涎の発言と映像の連続! “カナダのウッドストック”は、こうして生まれた。『リバイバル69 ~伝説のロックフェス~』
1969年9月13日にカナダで行われた野外フェス「トロント・ロック・アンド・ロール・リバイバル」といえば、20世紀ロックのファンなら大体知っているはずだ。ジョン・レノン、オノ・ヨーコ、エリック・クラプトン、クラウス・フォアマン、アンディ・ホワイトのライヴ(プラスティック・オノ・バンドの第1回ステージ)が行なわれ、その模様はアルバム『平和の祈りをこめて』に記録されている。ほか、D.A.ペネベイカー(というカナ表記が定着しているが、ペニベカーと聞こえる)の実況映像作品『スウィート・トロント』もあり、こちらも多くのロック好きの胸をときめかせてきた。私はこれでリトル・リチャードに圧倒され、はるば...
執筆陣
令和に蘇る昭和な雰囲気満載の探偵映画『LONESOME VACATION』で、印象的な人物を演じた「さかたりさ」にインタビュー。「初めての役柄を演じて自信がつきました!」
リーゼントでキメた私立探偵・古谷栄一の元に現れたのは、元カノの今日子。今日子は、急逝した父親の遺品から出てきた古いフィルムに映る、若かりし父親の隣で微笑む見知らぬ女性を探したいという。フィルムの残像を手がかりに、城ヶ島を訪れた二人の、奇妙で短い調査(バカンス)が今、幕を開ける……。
10月7日(金)から新宿K's cinemaで上映される『LONESOME VACATION』(プロデューサー;森岡龍/監督;下社敦郎)には、このような惹句が躍る。
さかたりさは、本作で「若かりし父親の隣で微笑む見知らぬ女性」と、「その娘である美優」の二役を好演している。すでにドラマ「この初恋はフィクションで...
執筆陣
監督デビュー100周年記念上映。あの映画の、あの場面の「魔法」が解き明かされてゆく。『ヒッチコックの映画術』
いまなお観る者をスリルに引き込む名匠、アルフレッド・ヒッチコック監督の頭の中にスポットを当てた、実に興味深い一作だ。私は「映画は可能な限り劇場で」派だが、ヒッチコックとスタンリー・キューブリックに関してはDVDのボックス・セットを持っている。どんな伏線がひそんでいるかわからないし、戻したり静止して確認したくなる事項もたっぷりあり、しかも発想がずばぬけているから、自分もこれをどうにかして文章上に影響させることができないかと、目を皿のようにして見てしまうのだ。
ヒッチコック作品における様々な演出法を、「ヒッチコック自ら解説する」というテイなのが、本作『ヒッチコックの映画術』である。イギリス風...
執筆陣
1970年のロンドンに、アメリカン・ロックの嵐が吹き荒れた。伝説の公演を4Kで完全に復元!
泥臭く、力強く、筋が通っている。根底にブルースへの深い愛情がある。だから私はクリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァルが好きだ。存続期間は1968年から72年まで。再結成は一度もしていない。はっきりいって過小評価気味だと思うが、その風潮が是正される大きなきっかけになるであろう映画『クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル トラヴェリン・バンド』が、9月22日から角川シネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開される。
1950年代後半に主要メンバーが出会った頃の話や、前身グループ“ゴリウォグス”について触れられているのも親切だし、そこからクリーデンス(欧米での略称...
執筆陣
「権力欲と根深い腐敗を巧妙に描いた悲痛な物語」と評された、気鋭監督の長編デビュー作『沈黙の自叙伝』が日本上陸
インドネシアにおける、外面のいい初老の将軍「プルナ」と、使用人「ラキブ」の物語だ。ラキブの父は服役中で、兄は海外に出稼ぎに出ている。そしてラキブはプルナが所有する空き屋敷で、唯一の使用人として働いている。庶民である彼にしてみれば大抜擢だろう。しかもプルナは彼に優しく接する。
が、プルナにはしっかり裏の面があった。冷酷で、無残で、さらなる権力を得るためには手段を選ばないところがあった。それを知って葛藤してゆくラキブの姿が、細かに描き出される。それに、いくらプルナと親しさを深めたところで、ラキブが庶民であり、使用人であることには変わりない。自分たちが住む地域のライフラインを整備してほしいと訴...
執筆陣
9月15日発売HiVi秋号は、『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』大特集!「HDMI対応コンポーネントの実力」「最新テレビの高画質対決」にもご注目
9月15日(金)に発売するHiVi秋号は、三大特集で迫ります。
巻頭大特集は、こだわりの名匠<ジェームズ・キャメロン>渾身の最新作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』を多角的に大解剖! 第二特集は、対応機が続々と増えつつあるHDMI対応オーディオコンポーネントの実力を入念に検証。第三特集は、各社の最新フラッグシップテレビの画質を横並びで厳密比較テストしました。
巻頭大特集「HiVi流、『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』最高再生術」
世界興収第3位を叩き出したジェームズ・キャメロン入魂のSFアクション第2弾『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』。前作から13年という長きに渡る沈黙の裏...