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『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』は6月30日に全世界同時公開。カンヌ国際映画祭にてワールドプレミアの開催も決定!
スティーブン・スピルバーグとルーカスフィルムの超豪華制作陣がタッグを組み、主演をハリソン・フォードが務めたアドベンチャー・シリーズ『インディ・ジョーンズ』。その最新作にして、ハリソン・フォードがインディを演じるのは最後となる『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』が6月30日(金)に全世界同時公開される。そして今回、本作がカンヌ国際映画祭に特別招待作品として出品され、ワールドプレミアが行われることが決定した!
『インディ・ジョーンズ』は、考古学者にして冒険家のインディ・ジョーンズが秘宝を求めて世界中を飛び回りながら、様々な危険や謎に立ち向かい冒険を繰り広げていくアドベンチャー・シリーズ。...
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ブレンダン・フレイザー、『ザ・ホエール』でアカデミー賞受賞! 痛々しかった『ハムナプトラ3』の来日の裏には苦悩の日々が【映画スターに恋して:第29回】
2003年のセクハラ事件でうつ状態に。その後の長い低迷期から見事に復活!
長きにわたり遠ざかっていた第一線にカムバック。“おめでとう! ブレンダン・フレイザー”。しかもアカデミー賞主演男優賞に輝いての復帰だから、華々しい栄光だ。
受賞作となった『ザ・ホエール』は、ダーレン・アロノフスキー監督によると「人間としての極限状態。命を脅かすほどに深刻な状態」の272キロまで増量してしまった男の、最期の5日間を描いた人間ドラマだ。
主人公はとにかく、デッカイ! 演じるブレンダンは、毎日4時間もメーキャップに費やし、45キロのファットスーツを身に着けていたそうで、動くだけでも物理的にキツかったという...
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“聖地” 大阪万博跡地の109シネマズ大阪エキスポシティで『シン・仮面ライダー』体験! オリジナルのワクワク感を思い出させてくれる、これはヘビロテの予感
傑作『シン・ゴジラ』以来、7年ぶりに庵野秀明監督がメガホンを取った実写映画の最新作『シン・仮面ライダー』が公開中だ。『シン・ゴジラ』『シン・ウルトラマン』に続いて、個人的には『仮面ライダー』も初代ライダーのリアルタイム世代。
この作品は、かつてライダーがサイクロン号で駆け上った大阪万博跡地にある109シネマズ大阪エキスポシティで映画公開初日前の先行上映で観た。いわばここも仮面ライダーの “聖地” である。入場者特典で配布されるポスターが気に入っていたこともあり、2D版ではなくIMAXレーザーGT版を選んだ。
思わず「おぉ! かっこいいぞ」と唸ったかと思えば、時に「なに? その小難しい設定...
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美貌のアクション女優ミシェル・ヨーが“地味なおばさん”に! ハリウッドを席捲中の『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』でアカデミー賞に大手【映画スターに恋して:第28回】
百聞は一見に如かず。まずは『エブエブ』のぶっ飛んだ世界を体験すべし!
優柔不断なダメ亭主ウェイモンドと反抗的な娘、おまけに頑固な父親の面倒まで見るエヴリンは、倒産寸前のコインランドリーの経営にも四苦八苦。ところが、「別のユニバース(宇宙)から来た」と言うウェイモンドに突然“並行世界”へ連れて行かれると、そこにはカンフーマスターさながらの技を持つ“強~いエヴリン”がいて……。
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』は、“地味なおばさん”のエヴリンが<様々な世界で生きる自分>の能力を駆使して、巨大な悪と闘うアクション・エンターテインメント……なのだが、このとんでもなくカオス世...
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原作・浅野いにお×監督・竹中直人。漫画家の“極限の業”を描いた衝撃作『零落』が、3月17日に公開。ハナレグミ、スカパラ、ドレスコーズが一夜限りの集結を果たす「零落ナイト」も開催決定!
俳優・竹中直人の10作目となる監督作品『零落』が、3月17日(金)からテアトル新宿ほか全国ロードショー公開される。主人公の元人気漫画家・深澤薫を斎藤工が、 “猫のような目をした”風俗嬢・ちふゆ役を趣里が演じ、MEGUMI、玉城ティナ、安達祐実、山下リオといった個性的なキャストがスクリーンを彩る。
本作のもうひとつの魅力が、竹中監督と仲のいいミュージシャンが多数参加していることだろう。主人公の担当編集者をハナレグミの永積タカシが演じ、ドレスコーズの志磨遼平は主題歌「ドレミ」や劇中歌を担当し、さらに出演も果たしている。劇中歌のパーカッションは東京スカパラダイスオーケストラの大森はじめが担当。...
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アシュレイ・ジャッドの勇気ある証言、そして#MeToo運動へ。ハリウッドの性的暴行事件を暴く『SHE SAID』に本人役で出演【映画スターに恋して:第27回】
2人の女性記者が挑んだハリウッドの大スキャンダル報道を、女性監督が映画化
『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』は、大物映画プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインの長年隠蔽されてきた性的暴行事件を暴き、後の「#MeToo運動」の起爆剤にもなった、ニューヨーク・タイムズ紙の調査報道を描いた実話映画だ。
ハリウッドに君臨する“巨大な権力者”の悪行を暴くのは至難の業。ミーガン・トゥーイーとジョディ・カンターの女性記者2人は、ワインスタイン側からの脅迫とも思える圧力や妨害に耐えながら、事実を裏付ける証拠の数々を集め続けるが、その努力も実際の被害者たちが証言してくれなければ水の泡だ。...
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『モリコーネ 映画が恋した音楽家』は、天才マエストロの苦悩と創造性に迫った力作だ。本作を観終えて、もう一度エンリオ・モリコーネが携わってきた映画を観(聴き)直したくなった
今週末(1月13日、金)に公開される『モリコーネ 映画が恋した音楽家』は、数々の名曲を生み出した映画音楽のマエストロ、エンリオ・モリコーネのドキュメンタリーだ。これまでほとんど語られることのなかった彼の生い立ちから、名曲誕生のいきさつ、さらには多くの映画関係者のコメントがちりばめられ、ジュゼッペ・トルナトーレが監督を務めたことも話題となっている。今回は、モリコーネの楽曲を愛する潮 晴男さんに本作をご紹介いただく。(StereoSound ONLINE編集部)
エンニオ・モリコーネの半生を描いたドキュメンタリー映画である。この作品は二人のプロデューサーが企画し、『ニュー・シネマ・パラダイス...
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“一暴れ”後のショーン・ペンにインタビュー、果たしてその結果は? 実の娘が出演する『フラッグ・デイ』では複雑な父娘関係も【映画スターに恋して:第26回】
監督最新作は“インディペンデント映画の申し子”だと改めて感じる出来栄え
ショーン・ペンが、久しぶりに才能を余すところなく発揮した『フラッグ・デイ 父を想う日』。原作は、ジャーナリストのジェニファー・ヴォーゲルが、アメリカ最大級の偽札事件の犯人であった父親ジョン・ヴォーゲルとの“関係”を見つめ直した回顧録。ショーンにとっては7作目の監督作であり、初めて出演も兼ねている。この初挑戦については「プロデューサーの強い説得に根負けして、仕方なく引き受けた。予想通り、ずっとエネルギーを吸い取られる感じがしていた」と、あるインタビューで語っている。
なるほど、原作と出会ってから構想15年。娘ジェニファ...
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『天間荘の三姉妹』のこころ震える音楽は、北村龍平監督と松本晃彦さんという盟友だからこそ生まれた成果だ。玉置浩二さんと絢香さんとの主題歌作りの驚きの顛末も!(後)
--『天間荘の三姉妹』の音楽について、北村龍平監督と松本晃彦さんにお話をうかがう企画の後編です。今回はサントラCDをお聞きいただきながら、劇中の音楽についてのお話をうかがいたいと思います。
※前編はこちら →
久保田 前編は玉置浩二さんと絢香さんが歌った主題歌について、相当に深いお話を聞かせていただきました。ここからは劇中の音楽についてお願いします。今回、北村監督から松本さんに音楽のイメージについての相談はあったんでしょうか?
松本晃彦さんが紡ぎ出す、美しい室内管弦楽。映画に寄り添った珠玉のサウンドトラックCD
「天間荘の三姉妹」オリジナルサウンドトラック ¥3,300(税込、COC...
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『天間荘の三姉妹』のこころ震える音楽は、北村龍平監督と松本晃彦さんという盟友だからこそ生まれた成果だ。玉置浩二さんと絢香さんとの主題歌作りの驚きの顛末も!(前)
「ようこそ天間荘へ。はじめまして。わたしがあなたのお姉ちゃんよ」 主人公のたまえ(のん)は、こうして地上と天界のはざまにある天間荘で、姉ののぞみ(大島優子)とかなえ(門脇麦)に出会い、世にも不思議な体験をする。
映画『天間荘の三姉妹』は、現在アメリカで活躍する北村龍平監督が『ルパン三世』以来ひさしぶりに日本に帰って発表したエモーショナルなファンタジー・ドラマだ(現在公開中)。StereoSound ONLINEでは北村監督と音楽を担当した松本晃彦氏を試聴室にお迎えして、映画の表裏を彩る旋律について、その工夫と狙いに的を絞ってお話を訊いた。
当代最高のヴォーカリストである玉置浩二と絢香のこ...
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【コレミヨ映画館vol.88】『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』マーベル映画のひとつの句読点。前作の続篇というより、あらたな旅立ちの詩
映画評論家 久保田明さんが注目する、きらりと光る名作を毎月、公開に合わせてタイムリーに紹介する映画コラム【コレミヨ映画館】の第87回をお送りします。今回取り上げるのは、MCUのフェーズ4の終幕を飾る『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』。その壮大な世界観をぜひ、大スクリーンでご賞味ください。(Stereo Sound ONLINE 編集部)
【PICK UP MOVIE】
『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』
11月11日(金) 映画館にて公開
『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』で、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のフェーズ4(第4期)は幕を閉じた。...
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ジュリア・ロバーツが“日本嫌い”って本当? インタビューで垣間見えたのは、聡明さの中に同居する繊細な一面【映画スターに恋して:第25回】
ジョージ・クルーニーとの掛け合いが映える『チケット・トゥ・パラダイス』が公開!
ジュリア・ロバーツ&ジョージ・クルーニー共演の『チケット・トゥ・パラダイス』。2016年に公開されたジョディー・フォスター監督作『マネーモンスター』以来6年ぶりのタッグだけど、新作の設定は「犬猿の仲の元夫婦が、娘の電撃結婚を食い止めようと手を組むロマンチック・コメディ」。となれば『オーシャンズ11&12』(01、04年)で演じた“ワケあり夫婦、再び!”といったほうがわかりも早い。
数々のロマコメ(ロマンティック・コメディ)で技を磨いてきた2人だけに、丁々発止の小競り合いも息ピッタリ。現在ジョージ61歳、ジュリ...