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【HiVi冬のベストバイ2019】サブウーファー部門
12期連続という圧倒的な強さで、イクリプスの最高峰サブウーファー、TD725SWMK2がベストワンを獲得。本機以下のランキングも変化はほぼなく、画期的提案を備えた新製品の登場が待たれる。なお、ベストワンから第4位までの製品は、奇しくも筐体の左右にユニットを配置して、再生時の筐体振動を物理的に抑える発想のモデルたちだ
第1位:イクリプス TD725SWMK2
¥480,000+税
演奏や作品に込められたアーティストの想いを、正確に描きだすことを目指して誕生したイクリプス・サブウーファーの最高峰。背面対向に配置した2基のユニットをアルミシャフトで結合し、互いに...
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【HiVi冬のベストバイ2019】マルチチャンネルスピーカー部門
エラックCINEMA 30とイクリプスのTD307THMK2というマイクロスピーカー5本とサブウーファーを組み合わせたパッケージが連続でベストワンおよび第2位を獲得。いずれも単品販売されているスピーカーを5本組み合わせているので、ドルビーアトモスやDTS:Xなどのイマーシブサウンドにも拡張対応しやすい
第1位:エラック CINEMA 30
¥295,000(セット)+税
アルミ押し出し成型されたエンクロージャーに独自開発の同軸ユニットを組み込んだ人気スピーカー、BS302を5本に、BASHテクノロジー装備のサブウーファー、SUB2030を加えた...
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【HiVi冬のベストバイ2019】スピーカー部門(7)〈ペア200万円以上〉
第1位:ソナス・ファベール Amati Tradition
¥3,600,000(ペア)+税
オマージュ・シリーズの最上位モデルで、もっとも大型の3.5ウェイ機。個々のドライバーユニットの性能の高さもさることながら、それをひとつのスピーカーシステムとして設計、組み上げるエンジニアの手腕が素晴らしいのひと言。しかも同社ならではのエンクロージャーの構造と仕上げが惚れ惚れするくらい美しく、工芸品的だ。設置はスパイクによる自立式で、他のラインナップにあるような斜めにスラントするタイプではない。音像フォルムが深い。(小原)
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【HiVi冬のベストバイ2019】スピーカー部門(6)〈ペア100万円以上200万円未満〉
第1位:ソナス・ファベール ELECTA AMATOR III
¥1,300,000(ペア)+税
イタリアのスピーカーの中には、音表現を超えた芸術性を感じさせるものがある。本機はまさに、歴史と伝統、そして新しいエンジニアリングが生んだ傑作だ。無垢のウォルナット材の深遠さ、底面部の白大理石の高貴さ、職人的な手作業の仕上げ......というイタリア的な貴族的な記号性をまとったサウンドは実に高貴だ。ひじょうに稠密で、錬りに練った音が音楽を情緒的に聴かせる。音の職人芸に感動する。(麻倉)
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第2位:エステロン YB system
¥1,900,...
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【HiVi冬のベストバイ2019】スピーカー部門(5)〈ペア70万円以上100万円未満〉
第1位:ソナス・ファベール Sonetto VIII
¥900,000(ペア)+税
この価格帯ではVenere Signatureを 高く評価してきたが、昨年秋登場の 本機はVenere Signature以上の魅力を実感させ、選者を感激させた。ソフトドームとリングラジエーターを融合させたトゥイーターは超高域まで素直に伸びた印象で、3基のウーファーによってもたらされる低域の伸びと量感の豊かさにも驚かされた。威風堂々のエネルギーバランスを誇る本機は、大画面スクリーンの両脇に置くに相応しい本格派といえる。(山本)
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第2位:エ...
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【HiVi冬のベストバイ2019】スピーカー部門(4)〈ペア40万円以上70万円未満〉
第1位:クリプトン KX-5PX
¥498,000(ペア)+税
従来機のKX-5Pに対し、クルトミューラー製コーン紙を使ったアルニコマグネット・ウーファー、リングラジエター付きアルニコマグネット・トゥイーターなど、主な仕様は変わらない。変更点は、内部配線材をPC-Triple Cとし、それに伴なって吸音材の入れ方を微調整したというもの。しかし、このわずかな差が、見通しのよい音場再現と、聴感上のS/N感のアップをもたらした。高域用/低域用で導体の線径や構造等を吟味しているのもミソ。(小原)
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第2位:エラック VELA FS407...
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【HiVi冬のベストバイ2019】スピーカー部門(3)〈ペア20万円以上40万円未満〉
第1位:エラック CARINA FS247.4
¥320,000(ペア)+税
北米向けモデルを中心に比較的安価なスピーカーを手がけてきたアンドリュー・ジョーンズが初めてエラックのアイコンとも言うべきJETトゥイーターを用いて完成させた2.5ウェイ・バスレフ型トールボーイ・スピーカー。アンドリューが設計したDebutラインのサウンドには感心しなかった筆者だが、このスピーカーの仕上がりのよさには感服させられた。低音が澄明でステレオイメージがきれいに浮かび上がる。力感も充分だ。(山本)
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第2位:モニタ...
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【HiVi冬のベストバイ2019】スピーカー部門(2)〈ペア10万円以上20万円未満〉
第1位:クリプトン KX-0.5
¥185,000(ペア)+税
ウーファーは、アルニコの特性に近づけたフェライトマグネット磁気回路にカーボン混入の140mmポリプロピレンコーンを組み合わせ、トゥイーターはピュアシルクリングドーム型と、これらがすべて自社開発のドライバーだから素晴らしい。この小さな密閉型2ウェイスピーカーは、躍動感のある低音とスカッと抜けきった爽やかな高音が魅力大の純国産スピーカー。モデル名はKX-1の半分のKX-0.5だが、音は肉薄していると言いたい。(和田)
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第1位:ソナス・ファベー...
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【HiVi冬のベストバイ2019】スピーカー部門(1)〈ペア10万円未満〉
もっとも広範囲な製品を取り扱うのがスピーカー部門。ペア10万円未満から200万円以上、場合によってはペア1000万円を超える製品がランクインしている。シンプルな小型2ウェイから、大型フロアースピーカーまで、実にバラエティに富んでいる。各部門 のベストワンは、エラック、クリプトン、ソナス・ファベールの3強が独占した格好だ
第1位:エラック Debut B5.2
¥55,000(ペア)+税
スピーカー部門(1)は激戦価格帯ゆえに甲乙つけがたい魅力機が乱立する。何とも華やかで頼もしいエントリーゾーンだ。ベストワンに推した本機、やはり魅力はその音。小...
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【HiVi冬のベストバイ2019】サラウンドシステム部門
9期連続という大記録を更新したのが、本部門の不動のベストワンであるヤマハYSP-5600。シングルボディのサウンドバースタイルで、ドルビーアトモスやDTS:Xに対応し、再生品位も含めて魅力はいまだに充分。8Kの22.2ch音声を自社製8Kテレビとの連携で3.1.2相当で再生するシャープ8A-C31AX1にも注目したい
第1位:ヤマハ YSP-5600
オープン価格(実勢価格17万5000円前後)
一時はサウンドバーの停滞が言及されていたが、ここにきて国内のみならず、グローバルにニーズが高まっているという。捉え方にはさまざまあるようだ...
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【HiVi冬のベストバイ2019】AVセンター部門(4)〈25万円以上〉
第1位:ヤマハ CX-A5200+ MX-A5200
¥620,000+税
伝家の宝刀シネマDSPにリアルタイムな信号適応機能を加えたCX-A5200プリアンプと、アナログ伝送の地道な見直しによって手ごたえ充分な音質向上を達成したMX-A5200パワーアンプ。比類なくユニークでありながら、圧倒的な完成度の高さで最先端のマルチチャンネル再生が堪能できるセパレートAVセンターだ。大規模なサラウンドシステムのネックは、実のところパワーアンプの音質/駆動力が揃いにくいこと、ヒートアップに時間を要することにあるのだが、このコンビにそうした心配は無用。バラ...
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【HiVi冬のベストバイ2019】AVセンター部門(3)〈10万円以上25万円未満〉
第1位:パイオニア VSX-LX304
¥120,000+税
外観上は既存モデルと代わり映えしないが、IMAX EnhancedやDolby Atmos Height Virtualizerなど、新機能を搭載した9ch仕様AVセンター。いっぽうでメイン基板の新規開発によってさらなる高音質の高みを目指した点も見逃せない。特にネットワーク部を基板の電源側に配置するとともに、電源ループの最小化とデジタル系グラウンドの共通インピーダンスを排除した点が、圧倒的な高S/Nと見通しのよい立体音場に表われている。(小原)
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第2位:デノン...