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「RINGOMUSUME」、現メンバーによるラスト東京ライブを盛大に開催。最高の対バン相手、最高のファンと創り出した愛に溢れるステージ
代表曲「Ringo star」のMVが100万回再生間近。3月いっぱいで現メンバーが全員卒業するRINGOMUSUMEが、3月19日に東京・渋谷WWWXにて対バン企画「RINGOMUSUME 4MAN LIVE “FOURs in TOKYO”」を開催した。競演グループは、まなみのりさ、DJ Megu+Kaede(Negicco)、lyrical school(登場順)。「この日、ぜひご一緒したかった」という友人グループを招き、歌もトークもたっぷりのステージを3時間半にわたって届けた。
オープニングは、まなみのりさ。まなみ・みのり・りさの3名が広島県で結成して15年、不動のメンバーのまま...
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話題作『「16」と10年。遠く。』の再上映初日舞台挨拶に「川延幸紀」監督、「兎丸愛美」が登壇。“1年間かけていろんな季節で撮影するのは、役者にとって本当にぜいたくなことです”(兎丸)
川延幸紀監督の劇場公開デビュー作『「16」と10年。遠く。』の再上映が、東京池袋シネマ・ロサで始まった(2月25日(金)まで、20:00~)。2月19日には初日舞台挨拶が開催され、川延監督と主演の兎丸愛美が登壇。まだ観ていないひとにはぜひ観たいと思わせ、一度観た人もディテイルを確認するため再び観ずにはいられなくなるような興味深いトークを繰り広げた。その一部を紹介したい。
川延幸紀(以下、川延) 『「16」と10年。遠く。』は“再生”をテーマに制作しました。人は生まれ変われるのかという問いが自分の中にあって、それを描きたかった。兎丸さんが演じた雪那は(その)テーマを体現したような役で、演じ...
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過去の記憶に縛られた青年と幼なじみの女性、その二人の記憶と嘘をめぐる再生の物語を描く力作『「16」と10年。遠く。』がこの2月19日から再上映。19、23、25には舞台挨拶も予定
注目の気鋭、川延幸紀監督の劇場公開デビュー作『「16」と10年。遠く。』の再上映が、2月19日(土)から東京池袋シネマ・ロサにて行なわれる。主演は大門嵩と兎丸愛美。
兎丸が演じる“雪那”は、中学3年生の時に両親を失い、地元の大地主に引き取られた。しかしその頃から彼女は学校を休みがちになる。大門が演じる“馨”は雪那の異変の根っこに大地主のダークサイドがあることを知るが、彼女のおかれている状況を変えるにはあまりにも無力だった------。馨、雪那はこのとき16歳。
馨は心を燃え上がらせたまま大人になった。後悔の炎かもしれないし、怒りの炎かもしれない。だが彼はそれを内に秘め、都会で穏やかに穏や...
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世界の歌姫「Sia」の初監督映画『ライフ・ウィズ・ミュージック』のプレミア試写会に「ELAIZA」が登壇。主題歌「Together」を披露
希望を失っていたひとりの女性が、家族の存在や周りの人々の助けによって愛することを知り、そして居場所を見つけていく物語。
世界的に注目を集めるオーストラリアのシンガー・ソングライターSiaが原案・脚本・制作・監督を担当する話題の映画『ライフ・ウィズ・ミュージック』(第78回ゴールデングローブ賞再有数作品賞<コメディ/ミュージカル>にノミネート)が2月25日から全国ロードショーされる。それに先駆けて2月13日にプレミア試写会が行なわれ、主題歌「Together」の日本語カヴァーソングアーティストであるELAIZAが登場。トークに加え、同曲を生で初披露した。
――「Together」の日本語カ...
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「海上学彦」「細川岳」「兎丸愛美」、気鋭「葉名恒星」監督の映画『きみは愛せ』舞台挨拶に登場。「あまりかっこつけずに、ド直球にいろんなものを込めました」
カナザワ映画祭と金沢市竪町商店街が発足させた「期待の新人監督スカラシップ」第1回作品に選出された話題の映画『きみは愛せ』の舞台挨拶が1月28日(金)にアップリンク吉祥寺で開催され、葉名恒星監督、主演の海上学彦、細川岳、兎丸愛美が登壇した。
物語は、リサイクルショップで働く無欲な男・慎一(海上)、スナックで働きながら好きな人を待つ毎日を過ごす慎一の片想い相手・凛(兎丸)、雀荘で働く凛の兄で慎一の同居人の朋希(細川)という若者などが登場する群像劇。この舞台挨拶でも興味深い話を聞くことができた。
葉名 来年30歳になるんですけど、年齢を重ねるにつれて、今までドラマや映画の中からでしか見てこなか...
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「愛ってなに?」「好きってなに?」。東京から遠く離れた小さな町を舞台に描かれる、痛くて、儚くて、もどかしい、彼らの青春の最終章『きみは愛せ』
葉名恒星監督の映画『きみは愛せ』が、1月28日(金)からアップリンク吉祥寺ほかにて公開される。リサイクルショップで働く無欲な男・慎一(海上学彦)、スナックで働きながら好きな人を待つ毎日を過ごしている慎一の片想い相手・凛(兎丸愛美)、雀荘で働く凛の兄で慎一の同居人の朋希(細川岳)という若者を中心に、兄妹の親代わりをしつつ凛と不倫関係にもある弘志(髙野春樹)なども登場する濃厚な群像劇で、カナザワ映画祭と金沢市竪町商店街が2019年から発足させた「期待の新人監督スカラシップ」第1回作品に選出され、企画製作された話題作だ。
凛を演じる兎丸愛美は、『シスターフッド』『COME & GO カム・アン...
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「SILENT SIREN」、人気ガールズ・バンドが2021年ライブ・ツアーの最終公演を東京体育館で開催。最高を更新したまま、活動休止へ
バンド結成11年を迎えたガールズバンドSILENT SIRENが12月30日に「SILENT SIREN年末スペシャルLIVE TOUR 2021「FAMILIA」」の最終公演を東京体育館にて開催した。サイサイは5年前の同じ日にも東京体育館の舞台に立っている(『2016 年末スペシャルライブ Dream on!』)。ひなんちゅ(梅村妃奈子:ドラム)が去る9月に脱退した後、すぅ(吉田菫:ヴォーカル、ギター)、あいにゃん(山内あいな:べース)、ゆかるん(黒坂優香子:キーボード)の3人で活動を続けてきたが、このライブを最後に活動休止期間に入った。
12月15日に、オールタイム・ベスト・アルバム...
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ベルモンド作品が劇場で楽しめる。日本劇場初公開作を含め、全8作が『ジャン=ポール・ベルモンド傑作選』として10月30日より上映
初めて覚えた外国人の名前がジャン=ポール・ベルモンドだった、というひとはけっこういるんじゃなかろうか。とくに寿命の折り返し地点を超えた者たちの間では。
ぼくもそうだ。コマーシャルで断然好きだったのは、湖池屋のスナック「ポリンキー」のそれだった。もう何十年も見ていないので記憶を掘り返すしかないのだが、たしか擬人化されたスナック菓子が歌ったり踊ったりするものだったはずだ。そのスナック菓子は三体あって、それぞれ“ジャン”“ポール”“ベルモンド”という名前がついていた(※)。
(※現在は「ジャン」「ポール」「ベル」と改められている)
それだけに、後年、ジャン=ポール・ベルモンドなる俳優が実在して...
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伝説のプレイヤーによるファン垂涎のステージパフォーマンスが4Kで蘇る! 『真夏の夜のジャズ 4K』、いよいよ8月21日より公開
ジャズ・ドキュメンタリー・フィルムの古典『真夏の夜のジャズ』が、8月21日(金)から4Kリマスターで上映される。
映画館でかかるのは90年代半ば、六本木にあったまぶしくて相当キザだったカルチャー発信地“WAVE”地下1階「シネ・ヴィヴァン」で催されたレイトショー以来ではないかと思う。だとすると25年もの時を経ての再上映だ。ジャズ・ファンは今も確実に増えていて、しかも世界の現役ジャズメンが新鮮で面白い音楽をどんどん送り出してくれるものだから、リスナーの年齢層も下へ下へと広がっている気が個人的にはしている。『真夏の夜のジャズ』を観たことがない、知らないひとは増加するいっぽうだろう。
観ていな...
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「アート・ブレイキー・フェスティバル2019」開催。小林陽一&ジャパニーズ・ジャズ・メッセンジャーズ、石井裕太クインテットが伝説のジャズ・ドラマーに捧ぐ
去る2月24日、赤坂B♭にて「アート・ブレイキー・フェスティバル2019」が開催された。アート・ブレイキーは20世紀のジャズ界を代表するドラマー/バンド・リーダーのひとりで、1990年に亡くなった。1919年生まれという公式プロフィールに従えば、今年は生誕100年ということになる。
彼のバンド“アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズ”は1950年代半ばから約35年間にわたって活動し、今も現役のOBにはピアノ奏者のキース・ジャレット、ジャズマンとして初めてピュリッツァー賞を獲得したトランペット奏者ウィントン・マルサリス、今年のグラミー賞で「最優秀ジャズ・インストゥルメンタル・アルバム...
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メンフィス meets マッスル・ショールズ featuring ウィリー・ハイタワー, スティーヴ・クロッパー & ハイ・リズムフェイム+スタックス+ハイ! 78歳の“生きる伝説”ハイタワーが初来日、熱いソウルで心に火をつけた!
毎日をしっかり生きて、着実に活動を続けることの尊さ。それをウィリー・ハイタワーの歌唱はまざまざと感じさせてくれた。
1940年、アラバマ州バーミングハム近くのガズデン生まれ。ビヨンセの父、マシュー・ノウルズと同郷だ。6歳からゴスペルを歌い、65年に初めての“世俗”シングル「What Am I Living For」をニューヨークのレコード会社“Enjoy”から出した。66年にはピート・シーガーらが作り、サム・クックもとりあげた「If I Had a Hammer」をリリース。キャピトル・レコード(当時ビートルズ、ビーチ・ボーイズ、ルー・ロウルズなどがいた)から出した「It’s a Mir...
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スウィング・アウト・シスター/10年ぶりのニュー・アルバムを携えて、来日公演を盛大に開催。新曲のほか、「ブレイクアウト」「あなたにいてほしい」など定番もたっぷり
“DREAMS COME TRUE”の結成にも影響を与えたと伝えられる英国のユニット、スウィング・アウト・シスター(SOS)が10月11日と12日「ビルボードライブ東京」に登場した。彼らの日本公演は2014年以来だが、今回は10年ぶりの新作オリジナル・アルバム『オールモスト・パスウェイディッド』を携えてのそれであるところに特別感がある。
レコード・デビューは1985年。当初はヴォーカルのコリーン・ドリューリー、キーボードのアンディ・コーネル、ドラムスのマーティン・ジャクソンの3人編成だった。翌年「ブレイクアウト」の大ヒットを飛ばし、89年のセカンド・アルバム『カレイドスコープ・ワールド』...