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『ようこそ映画音響の世界へ』は、ワクワクが止まらない必見作品! 勉強になるし、エンタメとしても楽しさ満点。映画ファンなら、これを見ないでどうする
StereoSound ONLINE読者、そしてHiVi読者にとってこの映画はワクワクが止まらない「バック・トゥ・ザ・フユーチャー」体験だ! こんなご時世だけれど、これは映画館へ行こう。大きな画面でLD時代からつづいてきたオーディオビジュアルの歩みと楽しさを共有しよう。
『地獄の黙示録』のウォルター・マーチ、『スター・ウォーズ』のベン・バート、そして『ターミネーター2』のゲイリー・ライドストローム。ホームシアター・ファンにとっては黄門さまの印籠みたいに威光のあるトップ・サウンド・デザイナー3人の仕事を中心に、映画音響の現場と歴史を振り返るドキュメンタリー映画『ようこそ映画音響の世界へ』。...
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【コレミヨ映画館vol.44】 『zk/頭脳警察50 未来への鼓動』より自由に。いまを楽しめ! 結成50周年を迎えた伝説のバンド、頭脳警察のドキュメンタリー映画
映画評論家 久保田明さんが注目する、きらりと光る名作を毎月、公開に合わせてタイムリーに紹介する映画コラム【コレミヨ映画館】の第44回をお送りします。今回取り上げるのは、紆余曲折を経ながらも結成50年を迎えたバンド頭脳警察の活動を追ったドキュメンタリー作『zk/頭脳警察50 未来への鼓動』。いまや好好爺となった二人の生き様が堪能できます。とくとご賞味ください。(Stereo Sound ONLINE 編集部)
【PICK UP MOVIE】
『zk/頭脳警察50 未来への鼓動』
7月18日(土)より、新宿K's cinemaにて公開!
3、4年前のこと。ひとの眼球に魅せられた女のさまよいを...
執筆陣
【コレミヨ映画館vol.43】 『WAVES/ウェイブス』音と色の華やかな饗宴! 注目の新進スタジオ、A24が放つ美しく悲痛な青春ドラマ
映画評論家 久保田明さんが注目する、きらりと光る名作を毎月、公開に合わせてタイムリーに紹介する映画コラム【コレミヨ映画館】の第43回をお送りします。今回取り上げるのは、31もの名曲をバックに繰り広げられる青春ムービー『WAVES/ウェイブス』。斬新なカメラワークとともに、登場人物たちの心情に寄り添う楽曲を、とくとご賞味ください。(Stereo Sound ONLINE 編集部)
【PICK UP MOVIE】
『WAVES/ウェイブス』
7月10日(金)より、TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー
2012年、ニューヨークで設立された独立系映画配給会社のA24。2017年には、貧困地...
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『イップ・マン 完結』で“最高のドニ―・イェン”もついに見納め。ブルース・リーの怪鳥音も轟くファン必見の1本!【先取りシネマ 第10回】
香港映画界を生き抜いてきた伝説のスタッフが揃う
最後に「劇終」の文字が出たときに、心のなかで終わらないでくれー! と叫んだよ。いまでは数少ないものになってしまった広東語で語られる、香港映画らしい香港映画。
いいシリーズだったなあ。ドニー・イェン最高の当たり役だったともいえる。『イップ・マン 序章』(2008年)でスタートしたイップ・マン・シリーズの最終第4作。ファンはシリーズを順番に観てきているだろうけど、簡単に振り返ると実在の中国武術家・葉問(1893年~1972年)の半生を描く過去の3本はこんな感じで進んできた。
『イップ・マン 序章』(2008年/日本公開2011年2月)
1938...
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全身が震える低音と、リアルなサラウンドで差別化を訴求! “TOHOシネマズ池袋” の3つのスクリーンを体験し、新しい情報発信基地としての可能性を感じた
来る7月3日(金)に、池袋の東口から徒歩5分ほどの複合施設Hareza(ハレザ)池袋に「TOHOシネマズ池袋」がオープンする。全10スクリーン、計1735席のシネマコンプレックス。先日その内覧会に参加し、実際の映写や音響に接したので当日の印象をお伝えしたい。
読者の皆さんが何より気になるのは、この新劇場が「サウンド・シアター」というこれまでなかった個性を前面に打ち出してきたことだろう。
先行レポートにあったように、まずは片チャンネルに2基ずつ4つ、左右で計8基のサブウーファーがアイソバリック方式で配置され、スクリーン前面に鎮座している2番スクリーンの威容に驚く。143席、スクリーンサイズ...
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【コレミヨ映画館vol.42】『ランボー ラスト・ブラッド』 俺を怒らせるとこうなるのだ。老境を迎えた男の憤怒を描くヒット・シリーズの第5弾!
映画評論家 久保田明さんが注目する、きらりと光る名作を毎月、公開に合わせてタイムリーに紹介する映画コラム【コレミヨ映画館】の第42回をお送りします。今回取り上げるのは、第1作目の公開から38年。世界中で大ヒットしたシリーズが原点回帰し、いよいよ最終章を迎えます。果たして、ランボーはどうなるのか? とくとご賞味ください。(Stereo Sound ONLINE 編集部)
【PICK UP MOVIE】
『ランボー ラスト・ブラッド』
6月26日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー!
1946年7月6日生まれだから、もうすぐ74歳。日本だとあと1年で後期高齢者の仲間入りだよ。その...
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【コレミヨ映画館vol.41】 『その手に触れるまで』分断と寛容。思春期の風。ベルギーの名匠ダルデンヌ兄弟が描く、ムスリム少年のアイデンティティ
映画評論家 久保田明さんが注目する、きらりと光る名作を毎月、公開に合わせてタイムリーに紹介する映画コラム【コレミヨ映画館】の第41回をお送りします。今回取り上げるのは、思春期の真っただ中に、ある一つの想いに囚われてしまった少年の姿を描く『その手に触れるまで』。果たして、少年は成長し、寛容を育めるのか? とくとご賞味ください。(Stereo Sound ONLINE 編集部)
【PICK UP MOVIE】
『その手に触れるまで』
6月12日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次ロードショー
育児放棄された男の子のさすらいのドラマ『少年と自転車』、突然の解雇通達を覆すため、...
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【コレミヨ映画館vol.40】 『デッド・ドント・ダイ』田舎町で、死人が墓から這い出てきた! 常連俳優と一緒にジム・ジャームッシュ監督が挑むゾンビ映画
映画評論家 久保田明さんが注目する、きらりと光る名作を毎月、公開に合わせてタイムリーに紹介する映画コラム【コレミヨ映画館】の第40回をお送りします。今回取り上げるのは、由緒正しき(?)ゾンビ映画『デッド・ドント・ダイ』。ハリウッドの名優たちが繰り広げるコメディタッチに仕上げられた一作。歩き回るゾンビにも注目でしょう。とくとご賞味ください。(Stereo Sound ONLINE 編集部)
【PICK UP MOVIE】
『デッド・ドント・ダイ』
6月5日(金)より全国公開
うわ。すごいメンツだな、これ。『ゴーストバスターズ』のビル・マーレイ、『マリッジ・ストーリー』のアダム・ドライヴァー...
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【コレミヨ映画館vol.39】 『ポップスター』人気アーティスト、シーアの書き下ろし曲が爆発! 傷だらけでステージに立つ女性シンガーの物語
映画評論家 久保田明さんが注目する、きらりと光る名作を毎月、公開に合わせてタイムリーに紹介する映画コラム【コレミヨ映画館】の第39回をお送りします。今回取り上げるのは、N・ポートマンが渾身の芝居を見せる『ポップスター』。栄光からの挫折…。その出口を求めるかのような鬼気迫るステージを再現。とくとご賞味ください。(Stereo Sound ONLINE 編集部)
【PICK UP MOVIE】
『ポップスター』
6月5日(金)より、全国順次ロードショー
その昔は人気作『レオン』の、膝を抱えた孤独な少女。そして『スター・ウォーズ』エピソード1~3のアミダラ女王。母親やライバル、演出家からのプレ...
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今こそじっくり観たい・聴きたい! 久保田明さんお薦めの“元気が出る外国映画”。1990年代の名作から悩みに悩んだ20タイトルはこれだ
新型コロナウィルス感染拡大という想定外の出来事もあり、この春はいつものように盛り上がらないと感じている方も多いだろう。周りを見渡しても、イベントの中止や外出自粛など、すっきりしない出来事ばかりだ。でも、せっかくお気に入りオーディオシステムやホームシアターを持っているのだから、こんな時こそこそいい絵やいい音に触れて気分をあげていきたいもの。ということで、これから数回に渡って、StereoSound ONLINE筆者陣が選んだお薦めコンテンツを紹介する。第四回は久保田 明さんが選ぶ “元気が出る1990年代のお薦め20作” をどうぞ。(編集部)
緊急事態宣言が延長され、いまだ新型コロナウイル...
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【コレミヨ映画館vol.38】『星屑の町』 笑って泣いて、そして歌って。昭和の名歌謡曲が満載の人生応援シネマ!
映画評論家 久保田明さんが注目する、きらりと光る名作を毎月、公開に合わせてタイムリーに紹介する映画コラム【コレミヨ映画館】の第38回をお送りします。今回取り上げるのは、昭和な雰囲気が満載の『星屑の町』。熱き昭和40~50年代の名曲が楽しめる珠玉の一作。ヒロインののんもいい味を出しています。とくとご賞味ください。(Stereo Sound ONLINE 編集部)
【PICK UP MOVIE】
『星屑の町』
3月6日(金)よりテアトル新宿、丸の内 TOEIほかにて全国公開
笑いとペーソス。昭和ムード歌謡ならではの、セロハン紙みたいなスポットライト。山並みに流れるコーラス。おじさん世代だけで...
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若き天才グザヴィエ・ドラン、錚々たる演者を揃えて初の英語作品『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』に挑む【先取りシネマ 第9回】
「恐るべき子ども」と呼ばれた彼が追い続けるテーマとは
2009年、20歳になったばかりのときに、母の愛への渇望と拒絶を描いた第1作『マイ・マザー』を演出、脚本、主演、製作で発表。カンヌ映画祭で評判を呼び、その後も創意に富んだ意欲作を放ってアンファン・テリブル(恐るべき子ども)と呼ばれたグザヴィエ・ドラン7本目の監督作品『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』が公開される。
1989年3月20日、フランス語文化圏であるカナダのモントリオール生まれ。今年31歳になるドランのキャリアは、1.演出と主演を兼ねたもの(『マイ・マザー』『胸騒ぎの恋人』『トム・アット・ザ・ファーム』)、2.演出のみのもの(...