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デノンPMA-SX1 LIMITED & DCD-SX1 LIMITED。実力は従来機を大きく超える!
オーディオ・エンジニアリングの本質とは何か。それは「設計者が自ら目指す音を明確にし、その目標に向けて徹底的に聴き込み、判断すること」にある。その見事な事例として称揚したいのが、デノンSX1 LIMITED(リミテッド)シリーズだ。
そもそもこのシリーズは、製品化を目的に開発されたものではない。2015年にデノンのサウンドマネージャーに就任した山内慎一さんが、自身が掲げる音の指標「Vivid & Spacious(ヴィヴィッド&スペイシャス)」とは具体的にどういうことか、それを経営陣に示すために同社フラッグシップ機DCD-SX1(SACD/CDプレーヤー)とPMA-SX1(プリメインアンプ...
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Auraブランド30周年を記念したプレミアムな限定モデル、ヴィータとヴィヴィッドのブラック・エディションを聴く
ヴィヴィッドな反応を魅せる、驚きの堂々肉厚なサウンド
パネルの仕上げを黒に変えた、Aura(オーラ)ブランド30周年を祝うプレミアムなブラック・エディションである。型名に従来機のCDプレーヤー“vivid(ヴィヴィッド)”とプリメインアンプ“vita(ヴィータ)”の文字を含むが、プレミアム・ブラック・エディションの両機は大幅な仕様アップを図っている。
まず外観意匠について。オーラと言えば薄型とクロームメッキの光沢パネルが象徴的だが、実は30年前の第1号機のVA-40は黒仕上げだった。記念モデルは、その佇まいに戻って、細密なヘアラインの黒仕上げとした。照明や見る角度によってはマットな黒にも...