執筆陣
【コレミヨ映画館vol.57】『83歳のやさしいスパイ』養老ホームに潜入せよ! おじいちゃんの“ミッション・インポッシブル”始まる
映画評論家 久保田明さんが注目する、きらりと光る名作を毎月、公開に合わせてタイムリーに紹介する映画コラム【コレミヨ映画館】の第57回をお送りします。今回取り上げるのは、タイトルの通り、お爺ちゃんスパイが大活躍!?する『83歳のやさしいスパイ』。果たして、セルヒオは無事任務をまっとうできるのか? とくとご賞味ください。(Stereo Sound ONLINE 編集部)
【PICK UP MOVIE】
『83歳のやさしいスパイ』
7月9日(金)よりシネスイッチ銀座ほか全国順次公開
拳銃は撃たず、秘密兵器も使わないスパイが登場するドキュメンタリー映画である。あ、超小型カメラが仕込まれた黒ぶちメ...
執筆陣
マーベルの初TVシリーズ『ワンダヴィジョン』と第2弾『ファルコン&ウィンターソルジャー』、期待を大きく上回る出来栄えに大興奮!【先取りシネマ 第15回】
新型コロナの影響による公開順の変更に初めてのTVシリーズ。不安もあったが……
『マンダロリアン』でそうとうに盛り返したとはいえ、『スター・ウォーズ』のシークエル・トリロジー(エピソード7~9)は失敗だった。ファンにおもねるよりは新しい銀河の物語を、とぼくは『最後のジェダイ』の革新を支持したけれど、それも間違っていた。
3部作が有機的に絡み合うことはなく、魅力が薄れて最近はこの3本を(“スター・ウォーズ”なのに!)観なおすこともないんだもの。当初はオブザーバーの立場に就いて草案を提出したジョージ・ルーカスもシリーズから距離を置くようになってしまった。
ルーカス・フィルムの代表になったプロデ...
執筆陣
【コレミヨ映画館vol.56】『Mr.ノーバディ』 いつも嫁さんに怒られているおじさんは、妻と子どもたちを守れるのか? コロナも逃げ出す大痛快アクション
映画評論家 久保田明さんが注目する、きらりと光る名作を毎月、公開に合わせてタイムリーに紹介する映画コラム【コレミヨ映画館】の第56回をお送りします。今回取り上げるのは、『フォーリング・ダウン』張りの暴走アクション作『Mr.ノーバディ』。果たして、ブチ切れハッチは無事に帰宅できるのか? とくとご賞味ください。(Stereo Sound ONLINE 編集部)
【PICK UP MOVIE】
『Mr.ノーバディ』
6月11日(金)全国ロードショー
意表を突くオープニングショットが最高! 観終わると“『ジョン・ウィック』は犬、『Mr.ノーバディ』は猫かぁ”と笑いたくなる。全篇POV=一人称視点...
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【コレミヨ映画館vol.55】『クー! キン・ザ・ザ』日本よ、これが映画だ(よね)。脱力系SF映画の傑作が奇跡のアニメーション化!
映画評論家 久保田明さんが注目する、きらりと光る名作を毎月、公開に合わせてタイムリーに紹介する映画コラム【コレミヨ映画館】の第55回をお送りします。今回取り上げるのは、ロシア風の風刺を存分に振りかけた傑作『クー! キン・ザ・ザ』。銀河の果てに飛ばされた二人は、帰郷できるのか? とくとご賞味ください。(Stereo Sound ONLINE 編集部)
【PICK UP MOVIE】
『クー! キン・ザ・ザ』
5月14日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開
見渡す限りの砂漠の上を、釣り鐘型の大きな飛行艇が滑るように飛んでくる!
今回も、ヘンなもの、面白...
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【コレミヨ映画館vol.54】『海辺の彼女たち』 雪が残る北の町にたどりついた少女たち。新人監督のすばらしい青春映画!
映画評論家 久保田明さんが注目する、きらりと光る名作を毎月、公開に合わせてタイムリーに紹介する映画コラム【コレミヨ映画館】の第54回をお送りします。今回取り上げるのは、社会の片隅でひっそりと生きている3人の女の子の姿を描いた『海辺の彼女たち』。苦悩の先に未来はあるのか? とくとご賞味ください。(Stereo Sound ONLINE 編集部)
【PICK UP MOVIE】
『海辺の彼女たち』
5月1日(土)よりポレポレ東中野ほか全国順次公開
クリームやポリス、ニルヴァーナ。英国80年代のダブ・パンク・バンドのザ・スリッツ。最近ではリーガルリリーやHump Back、Lucie,Tooと...
執筆陣
【コレミヨ映画館vol.53】『僕が跳びはねる理由』自閉症の僕らは何を見て、何を感じているのか。多くの気づきに満ちた秀作ドキュメンタリー
映画評論家 久保田明さんが注目する、きらりと光る名作を毎月、公開に合わせてタイムリーに紹介する映画コラム【コレミヨ映画館】の第53回をお送りします。今回取り上げるのは、30か国以上で翻訳された世界的ベストセラーを映画化した『僕が跳びはねる理由』。自閉症の子供の生きる世界を描いた感動作です。とくとご賞味ください。(Stereo Sound ONLINE 編集部)
【PICK UP MOVIE】
『僕が跳びはねる理由』
4月2日(金)驚きと感動の“体感”ロードショー
いろいろなことに気づかされるドキュメンタリー映画だ。新鮮で、たいへんに面白い。娘はもう大きくなってしまったけれど、中学生くらい...
執筆陣
アカデミー賞6部門ノミネートの『ノマドランド』は、過酷な状況下で凛と生きる女性に伴走する傑作ロードムービー【先取りシネマ 第14回】
女性監督がふたりノミネートされたのは史上初
日本時間の3月15日に、第93回アカデミー賞のノミネート作品が発表された(授賞式は4月26日の予定)。デイヴィッド・フィンチャー監督の『Mank/マンク』が作品、監督、主演男優、助演女優、撮影など計10部門でトップを走っており、それを『シカゴ7裁判』『ミナリ』『ノマドランド』『ファーザー』などの6部門ノミネート作品が追うという展開。
主だった候補作を見ると、作品賞の『シカゴ7裁判』と『Mank/マンク』はNetflix、『サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~』がAmazon Prime Videoの作品。監督賞のクロエ・ジャオ(『ノマ...
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【コレミヨ映画館vol.52】『トムとジェリー』 実写と2Dアニメを融合させたNY大騒動。古くて新しい人気TVシリーズの映画化
映画評論家 久保田明さんが注目する、きらりと光る名作を毎月、公開に合わせてタイムリーに紹介する映画コラム【コレミヨ映画館】の第52回をお送りします。今回取り上げるのは、永遠の追いかけっこを続けているトムとジェリーを実写映画化した『トムとジェリー』。実写映像に溶け込んだ2匹の存在感を、とくとご賞味ください。(Stereo Sound ONLINE 編集部)
【PICK UP MOVIE】
『トムとジェリー』
3月19日(金)より全国公開
トムとジェリーと言えば、“なかよく喧嘩しな♪”という主題歌を覚えている方も多いかもしれない。日本では1964年(昭和39年)の5月から放映されたTVアニメ...
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【コレミヨ映画館vol.51】『アウトポスト』 50名の米兵が300名のタリバン兵を迎え撃つ! アフガニスタン紛争最悪の戦いを描いた戦争映画
映画評論家 久保田明さんが注目する、きらりと光る名作を毎月、公開に合わせてタイムリーに紹介する映画コラム【コレミヨ映画館】の第51回をお送りします。今回取り上げるのは、アフガニスタンでの米兵の過酷な戦闘を描いた『アウトポスト』。迫りくる恐怖の連続を、とくとご賞味ください。(Stereo Sound ONLINE 編集部)
【PICK UP MOVIE】
『アウトポスト』
3月12日(金)より新宿バルト9 ほか全国ロードショー
2009年10月3日の早朝6時前。アフガニスタンでアルカイダ掃討の不朽の自由作戦に参加していた米兵50人が300人以上のタリバン兵の奇襲攻撃を受ける。
アフガニスタ...
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菅田将暉&有村架純の好演が光る『花束みたいな恋をした』は、“当たり前の恋”の多幸感にあふれた愛おしい一作【先取りシネマ 第13回】
「神」の存在に、あなたは気づけるか
終電を逃し、東京・京王線の明大前駅改札で出会った21歳の大学生、麦(菅田将暉)と絹(有村架純)。同じく終電にあぶれたほかの客と一緒に終夜営業の喫茶店に入ったふたりは、なんとそこで向こうのテーブルに座っている「神」を目撃する。
最高すぎる。この場面! 見かけはまあそれほど神々しくない神だけれど、ここで試写会場内が映画『十戒』の海のように、意表を突かれて笑うひとと、ぽかんとするひとのふたつに割れたのが凄かった。どちらの反応が上というわけではないですよ。
でも麦が“世界水準”と表現するこの神さまの登場シーンが映画の踏み絵になっているのだ。俺って、わたしってお...
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【コレミヨ映画館vol.50】 『新感染半島 ファイナル・ステージ』 今度はバトル・アクションだ! ヒット作『新感染 ファイナル・エクスプレス』のその後を描いた話題作
映画評論家 久保田明さんが注目する、きらりと光る名作を毎月、公開に合わせてタイムリーに紹介する映画コラム【コレミヨ映画館】の第50回をお送りします。今回取り上げるのは、韓国版ゾンビパニック作『新感染半島』の第3弾『新感染半島 ファイナル・ステージ』。前作から4年後の世界を舞台に、圧倒的物量をもって迫ってくる彼らの姿を描き、韓国では大ヒットを記録。元旦からその脅威を、とくとご賞味ください。(Stereo Sound ONLINE 編集部)
【PICK UP MOVIE】
『新感染半島 ファイナル・ステージ』
2021年1月1日(金)TOHOシネマズ日比谷 他 全国ロードショー
ソウルを出発...
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【コレミヨ映画館vol.49】 『ワンダーウーマン 1984』 黄金の鎧で世界を救え! 跳ね返し、戦う女、ワンダーウーマンの雄姿ふたたび
映画評論家 久保田明さんが注目する、きらりと光る名作を毎月、公開に合わせてタイムリーに紹介する映画コラム【コレミヨ映画館】の第49回をお送りします。今回取り上げるのは、人気ヒロインが大活躍する『ワンダーウーマン 1984』。時代はいきなり80年代となり、エンタメ界や経済界が大盛況を迎えるあの喧騒の中で、彼女が大暴れ!? 新たなコスチュームに身を包んだ煌びやかな姿など、見どころもたくさん。とくとご賞味ください。(Stereo Sound ONLINE 編集部)
【PICK UP MOVIE】
『ワンダーウーマン 1984』
12月18日(金)より全国ロードショー
『バットマンvsスーパーマ...