執筆陣
「作り手側から観た映画館音響」に関するトークショウで、興味深い話が続出。ジーベックスが、新製品発表展示会”THIS” is XEBEX Solutionを開催(3)
デジタルシネマや劇場音響設備のインスタレーションを手がけるジーベックスの最新機器展示会では、劇場映画に関連した妙味深いセミナーも開催されており、多くの業界関係者が耳を傾けていた。
今回は、その中から「『作り手側から観た映画館音響』に関するトークショウ」に参加してきた。登壇メンバーは小社プロサウンドにもたびたびご登場いただいている、協同組合 日本映画・テレビ録音協会の多良政司さん、株式会社スタジオジブリの古城環さん、そして司会進行が潮晴男さんという面々だ。
まず多良さんから、映画製作の仕事は製作、配給、興業に分けられることが説明された。さらに製作はプリプロダクション、プロダクション、ポスト...
執筆陣
クリスティのRGBレーザー光源デジタルシネマプロジェクターは、色の美しさが際立つ。ジーベックスが、新製品発表展示会”THIS” is XEBEX Solutionを開催(2)
デジタルシネマや劇場音響設備のインスタレーションを手がけるジーベックスの展示会では、クリスティの新型RGBレーザー光源プロジェクターも注目を集めていた。
クリスティは、劇場用デジタルシネマプロジェクターを多くラインナップしているが、最近はRGBレーザー光源プロジェクターに注力しているそうだ。
2018年の段階で、デジタルシネマは世界中に約19万スクリーンあるという。そのうち光源にランプを使ったプロジェクターは17万5500スクリーンほどで、今でも主流になっている。その一方でレーザー光源プロジェクターは4000スクリーンほどながら、着実に数を増やしている。中でもRGBタイプの伸びが多いが、...
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トリノフのシネマプロセッサー「OVATION」による、音質改善の大きな効果を実感。ジーベックスが、新製品発表展示会”THIS” is XEBEX Solutionを開催(1)
デジタルシネマや劇場音響設備のインスタレーションを手がけるジーベックスが、最新機器の展示会、並びにテクニカルセミナーを開催した。会場には、シネマプロジェクターや音響プロセッサーなどの最新劇場機器がセットされ、そのパフォーマンスを体験できるスペースも準備されていた。
会場となった秋葉原UDXギャラリーNEXTのエントランスには、天井まで届くサイズのLEDディスプレイが設置されている。これは室内サイネージ等を想定した機器のようで、50×50cmのモジュール構造を採用したシステムとなる。
当日は滝の風景などが再現されていたが、通常の照明環境下でも充分な明るさを持っていた。このディスプレイは既に...