執筆陣
特集『トップガン マーヴェリック』再生大研究。美音はもちろん、爆音、轟音も強烈再生。尋常ならざる進化を遂げたソナス・ファベールSonettoシリーズ
【再生システム研究】緻密かつ濃密な感動音響をソナス・ファベールSonettoで体感
音楽先進国イタリアの栄光を背負った意匠と命名のスピーカーで知られるソナス・ファベール。特にデビュー当時は弦楽器の歴史的銘器を愛称としたシリーズが清涼にして芳醇、緻密にして洒脱な音の世界を醸成する能力を誇示し、オーディオ史に特筆されている。
時代は下って、この「音工房」と名付けられたメーカーは、木工キャビネットの立体的造形感を特徴とする小粋な工房作品風から成長して、大型フロアータイプをも積極展開してラインナップが充実。ヨーロッパ伝統の文化的資質を体現しつつ、現代的な応答性を得て幅広い音楽ジャンルへの対応能力...
執筆陣
「客観的な映画鑑賞」から映画世界への「臨場体験」へと昇華させるサラウンドの醍醐味 ─ ソナス・ファベール 5.1ch ─
別記事(HiVi2022年秋号の68ページ)で「5.1chやドルビーアトモス収録の映画作品を2本のステレオスピーカーで鳴らして満足できるのか。その答えはイエスであり、ノーである」と述べた。
そこでここでは、この企画でもっとも安価なスピーカーだったソナス・ファベールのLUMINA IIIをメインスピーカーに据え、同シリーズで組み上げた5.1chシステムをテストしてみることにした。サラウンドスピーカーに用いるのはLUMINA Ⅰ、センター用はLUMINA CENTER、サブウーファーはGravis Ⅰである。
光を意味するソナス・ファベールのLUMINAシリーズで5.1chを組む
ソナス・フ...