執筆陣
【HiVi冬のベストバイ2020】スピーカー部門(1)〈ペア10万円未満〉
価格的にもっとも広範囲で、かつ細分化された製品を取り扱うことになるスピーカー部門。ペア10万円未満から200万円以上のモデルがそれぞれの価格帯で推薦される。それほど動きの激しい分野ではないものの、モニターオーディオやソナス・ファベールなど定番製品の新モデルが登場。早速上位にランクインしている
第1位:エラックDBR62
¥80,000(ペア)+税
エラックのエントリーライン、Debutシリーズの上位モデル。シルクドームトゥイーターと、アラミドファイバーコーンのウーファーによる2ウェイシステムで、扁平なスリット状のバスレフポートが特徴的だ。家具調のウォルナット模様のエンクロージャーはなかな...
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【HiVi冬のベストバイ2020】サラウンドシステム部門
今年からは「なんらかの方法でサラウンドを再生する」コンポーネントをこのサラウンドシステム部門の対象としている。一体だけでサラウンド効果を得られるサウンドバーのほか、5.1chのホームシアターセットがこれにあたるが、ベストワンを獲得したのはサラウンドを再生できるヘッドホンXP-EXT1
第1位:ビクターXP-EXT1
オープン価格(実勢価格10万円前後)
「エクソフィールド」と呼ぶビクター独自の音場処理技術を応用し、ドルビーアトモスやDTS:Xなどのオブジェクトオーディオに対応した、ワイヤレスヘッドホン。ヘッドホンを装着しての測定を必要とするが、誰でも簡単に行なえるようになったことで一気に...
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【HiVi夏のベストバイ2020】プリメインアンプ部門(1)〈20万円未満〉
第1位:エラックDS-A101-G
¥138,000+税
エラックがアンプをつくると、ここまでユニークになれるのかの典型が本機。スピーカーと部屋との関係から自動音場補正する「AUTO BLEND」機能の効用はひじょうに大きく、使用後は音場の見渡し感が飛躍的に向上し、音楽の細部までクリアーに描かれる。新たにサブウーファーを含む2.1ch再生に対応したドルビーデジタル再生機能もユニークで、映画鑑賞用に有用だ。デジタルアンプの高効率とアナログアンプの音質のよさを併せ持つ「BASHテクノロジー」も大いに効いている。(麻倉)
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第2位:デノン PMA-1600N...
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【HiVi夏のベストバイ2020】パワーアンプ部門(1)〈50万円未満〉
第1位:ニュープライム STA-9
¥95,000+税
幅235mmのスタイリッシュな筐体が特徴的なステレオ仕様のパワーアンプだ。シングルエンドのA級初段と、高効率、高S/NのD級パワー段による回路構成はニュープライムの証。特にD級アンプはスイッチング周波数を550kHzまで引き上げることで、やっかいな高周波ノイズを抑えている。特定の色合い、癖っぽさのないスケール感に富んだサウンドに惚れ惚れする。ブリッジ使用でモノーラルアンプとしても動作させることが可能だ。(藤原)
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第2位:エラック Alchemy DPA-2
¥250,000+税
完全バランス設計...
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【HiVi夏のベストバイ2020】コントロールアンプ部門(1)〈100万円未満〉
第1位:オクターブ HP300SE
¥940,000+税
この価格帯では長年にわたってトップクラスの評価を堅持する、ドイツ・オクターブの薄型プリアンプ。真空管と半導体によるハイブリッド構成そのものは前作のHP300MKIIと基本的に変わっていないが、SEモデルとなって電源部が別筐体になり、ラインアンプの出力段も改良されて、いっそうの力感としなやかさを身につけた。超ワイドレンジという感じではないが、手元に置いて長期間安心して使える、まことに信頼に足る一台。(和田)
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第2位:エラック Alchemy DDP-2
¥940,000+税
往年の名ブランドAudioAlchem...
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【HiVi夏のベストバイ2020】サブウーファー部門
第1位:イクリプス TD725SWMK2
¥480,000+税
演奏や作品に込められたアーティストの想いを、正確に描きだすことを目指して誕生したイクリプス・サブウーファーの最高峰。背面対向に配置した2基のユニットをアルミシャフトで結合し、互いに押し合うように動作させるが、このユニットはフローティングした状態で固定され、不要振動が筐体にほとんど伝わらない。濁りがなく量感豊かで、リズム感に富んだハイスピードな低音は、唯一無二のもの。(藤原)
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第2位:モニターオーディオ PLW215 Ⅱ
¥700,000+税
モニターオーディオのプラチナムシリーズIIのサ...
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【HiVi夏のベストバイ2020】スピーカー部門(5)〈ペア70万円以上100万円未満〉
第1位:ソナス・ファベールSonetto VIII
¥900,000(ペア)+税
この価格帯ではVenere Signatureを高く評価してきたが、遅れて登場した本機はVenere Signature以上の魅力を実感させ、選者を感激させた。ソフトドームとリングラジエーターを融合させたトゥイーターは超高域まで素直に伸びた印象で、3基のウーファーによってもたらされる低域の伸びと量感の豊かさにも驚かされた。威風堂々のエネルギーバランスを誇る本機は、大画面スクリーンの両脇に置くに相応しい本格派といえる。(山本)
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第2位:モニターオーディオ Gold300-...
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【HiVi夏のベストバイ2020】スピーカー部門(4)〈ペア40万円以上70万円未満〉
第1位:クリプトンKX-5PX
¥498,000(ペア)+税
従来機のKX-5Pに対し、クルトミューラー製コーン紙を使ったアルニコマグネット・ウーファー、リングラジエター付きアルニコマグネット・トゥイーターなど、主な仕様は変わらない。変更点は、内部配線材をPC-TripleCとし、それに伴なって吸音材の入れ方を微調整したというもの。しかし、このわずかな差が、見通しのよい音場再現と、聴感上のS/N感のアップをもたらした。高域用/低域用で導体の線径や構造等を吟味しているのもミソ。(小原)
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第2位:エラック Vela FS407
¥660,000(ペア)+...
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【HiVi夏のベストバイ2020】スピーカー部門(3)〈ペア20万円以上40万円未満〉
第1位:モニターオーディオ Gold100-5G
¥300,000(ペア)+税
ここ10年のスピーカーシーンを振り返ると、モニターオーディオは価格帯別に満足度の高い製品をラインナップし、“コストパフォーマンスの高いメーカー”という地位を獲得してきたと言える。特に量販店や大手オーディオショップに出向くと、この価格帯のスピーカーがいかに競争の激しい世界にさらされているかよく分かるが、本製品の1番のアドバンテージは音質だ。解像感と密度のバランスがよく、色艶のある音色は聴き応えも抜群である。(土方)
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第1位:エラック CARINA FS247.4
¥320,...
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【HiVi夏のベストバイ2020】スピーカー部門(2)〈ペア10万円以上20万円未満〉
第1位:クリプトンKX-0.5
¥185,000(ペア)+税
ウーファーは、アルニコの特性に近づけたフェライトマグネット磁気回路にカーボン混入の140mmポリプロピレンコーンを組み合わせ、トゥイーターはピュアシルクリングドーム型と、これらがすべて自社開発のドライバーだから素晴らしい。この小さな密閉型2ウェイスピーカーは、躍動感のある低音とスカッと抜けきった爽やかな高音が魅力大の純国産スピーカー。モデル名はKX-1の半分のKX-0.5だが、音は肉薄していると言いたい。(和田)
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第1位:ソナス・ファベールSonetto I
¥198,000(ペア)+税
...
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【HiVi夏のベストバイ2020】スピーカー部門(1)(ペア10万円未満)
第1位:エラック Debut B5.2
¥55,000(ペア)+税
スピーカー部門Iは激戦価格帯ゆえに甲乙つけがたい魅力機が乱立する。何とも華やかで頼もしいエントリーゾーンだ。ベストワンに推した本機、やはり魅力はその音。小型だがしっかりしたファンデーションと濃いめの中高域による、スムースレスポンスの描写タッチが好ましい。意匠的には後壁を気にすることなく設置できるバスレフポートの前面配置が特徴的。ボトム再生へのこだわりを想う。音も使い勝手もプライスも、三拍子揃ったおススメの一品だ。(亀山)
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第2位:KEF Q350
¥68,000(ペア)+税
KE...
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【HiVi夏のベストバイ2020】サラウンドシステム部門
第1位:エラックCINEMA 30
¥295,000(セット)+税
アルミ押し出し成型されたエンクロージャーに独自開発の同軸ユニットを組み込んだ人気スピーカー、BS302を5本に、BASHテクノロジー装備のサブウーファー、SUB2030を加えた5.1chシステム。スムーズな空間の拡がりといい、明確な定位といい、まさしく300ラインの血統を感じさせるサウンドで、各チャンネル間のつながりは完璧。雑味のない、生きのいいサウンドは健在で、期待値を大きく超えたクォリティ感である。(藤原)
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第2位:シャープ 8A-C31AX1
オープン価格(実勢価格10万円前後...