直下型ディスプレイ(≒テレビ)を扱うディスプレイ部門は、液晶と有機ELという表示タイプによって大きくふたつに分類される。2022年夏の話題は有機ELテレビの最小サイズ42型モデルが登場したこと。こちらはディスプレイ部門Vを参照いただきたい
第1位:ソニー XRJ-50X90J
オープン価格(実勢価格20万9,000円前後)
前回2021冬のベストバイから変らず続投。居並ぶ他社の新製品の中にあって、古びるどころかソニー機らしくユニークな技術内容の充実ぶりがむしろ際立つ高性能4K液晶テレビ。X90シリーズでは最小サイズの50型画面も、種々雑多な入力に対する適応度の高さで有利、バランスがよいと再認識できるはずである。認知特性プロセッサー「XR」が構築する映像は元より鮮麗細密で高品位。音場感を加味する音声系とのマッチングも良好だ。(高津)
第2位:シャープ 4T-C50EN2
オープン価格 7月9日発売
シャープ4K液晶テレビのハイグレードモデル。低反射N-Blackパネル+倍速120Hz駆動VA方式にて、液晶のウイークポイントである視野角や動画応答性にメスを入れているのがセールスポイント。心臓部には最新オリジナルプロセッサー「Medalist S3」を搭載し、映像中のオブジェクトや放送ジャンルに応じてAIが画質を自動調整してくれるのが嬉しい。(小原)
第3位:パナソニック TH-49LX900
オープン価格(実勢価格19万円前後)
LX900は倍速パネル採用のミドルクラスモデルで、49型と43型の2サイズが展開される。色温度センサーで照明の色にも追従する新しい「オートAI画質」を採用。AI技術の進化で、シーン認識の精度も向上している。4K映像に対してもさらに画像解析の精度を高めた。好評の転倒防止スタンドも継続して採用する点にも安心感がある。(鳥居)
第4位:東芝 50Z670K
オープン価格(実勢価格18万7,000円前後)
高画質映像処理エンジン「レグザエンジンZR I」を搭載した広視野角の液晶テレビ。スリム直下型高輝度倍速パネルの採用がセールスポイントで、「おまかせAIピクチャーZR I」が相まった映像は、まさしく痒いところに手が届く快適さだ。本モデルの売りである「ナチュラル美肌トーン」も積極的に活用したい。(小原)
第5位:パナソニック TH-43LF1
オープン価格(実勢価格24万円前後)
キャスター付専用スタンドに設置した43型の液晶ディスプレイと、小型チューナー(録画用の2TバイトHDD内蔵)をワイヤレスで接続できる「レイアウトフリーテレビ」。基本的な操作性は、通常の4Kテレビと変わらないが、別体チューナーのため、ディスプレイは電源を確保するだけ。家中を自由に動かせるテレビ、空間が豊かになり、これが思っていた以上に楽しい。(藤原)
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