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スピーカー部門(6)<ペア100万円以上200万円未満)>ソナス・ファベール ELECTA AMATOR III

¥1,300,000(ペア)+税

ココがスゴイ!!

イタリアの歴史と伝統と技術が生んだ傑作スピーカー(麻倉)

サイズを超えた豊かな響きで解像力も高い(小原)

長く手元で愛でたい、小型スピーカーの代表格(和田)

 

BEST1 麻倉怜士

イタリアのスピーカーの中には、音表現を超えた芸術性を感じさせるものがある。本機はまさに、歴史と伝統、そして新しいエンジニアリングが生んだ傑作だ。無垢のウォルナット材の深遠さ、底面部の白大理石の高貴さ、職人的な手作業の仕上げ……というイタリア的な貴族的な記号性をまとったサウンドは実に高貴だ。ひじょうに稠密で、錬りに練った音が音楽を情緒的に聴かせる。音の職人芸に感動する。

BEST1 潮晴男

ソナス・ファベールの原点となったスピーカー、ELECTA AMATOR(エレクタ・アマトール)が現代の技術で35年ぶりに甦った。さすがにトゥイーターを取り付けた円形のサブバッフルは、三日月に削った独特なデザインではなくなったが、進化したユニットとウォルナット材を用いたエンクロージャーがスウィートにしてスムースなサウンドを描き出す。とりわけ高域にかけてのなめらかさは絶品。天にすっとぬけていくような伸びやかさと荘厳な雰囲気を漂わせる大人の音を味わうことのできるスピーカーである。

BEST1 小原由夫

同社の名を世界に知らしめた伝説の初期モデルが、最新のテクノロジーとメソッドをまとって現代に甦った。無垢ウォルナットの集成材を用いたエンクロージャーは、フロント/リアパネルのみレザーを貼り、底面はイタリア産大理石という、実に凝った独自チューニングに基づく。トゥイーターはオリジナルの仕様を踏襲したアローポイントデザインで、ウーファーは専用設計。サイズを超えた豊かな響きのよさに加え、解像力も充分高い。

特選 亀山信夫

初代機の鮮烈な登場が思い起こされる……。ウォルナットの無垢材、白い大理石、革、真鍮などを使い工芸品的香りも放つソナス・ファベール35周年記念モデルである。オリジナルよりも少し大きくしたエンクロージャーに18㎝径ウーファーと28㎜径ソフトドームトゥイーターの2ウェイユニットを積み、しなやかなタッチの実在的描写力で魅了する。高さ固定のしっかりとした専用スタンドと相まってのサウンドだ。北イタリアの名品である。

特選 高津修

35年の歳月を経て、ソナスの鮮烈なデビュー作が眼前によみがえったかと思わせるブックシェルフシステム。フロアスタンドは専用設計の付属品だ。それにしても高価、ではあるけれど、ウォルナット無垢材のエンクロージャーやドライバーユニットその他、徹底したハイエンド志向の新規開発。実際、驚くばかりに闊達自在、鳴りがよいうえS/Nも秀抜なスピーカーで、低音域の躍動感と倍音のデリカシーを聴けば、もうそれだけで惑溺もの。

推薦 藤原陽祐

ソナス・ファベールの名を世に広めた初代ELECTA AMATORの血統を受け継ぎつつ、現代の最新技術を積極的に盛り込んで仕上げられた話題のモデルだ。エンクロージャーは無垢のウォルナット材。前面、背面は黒レザーで覆われ、底面部にはイタリア北部・カッラーラ産の白大理石が配置されている。無垢材、革、石と、天然素材を活かした固有のデザインは、まさにイタリアの職人の技術の賜。開放感に富んだおおらかなサウンドが素敵だ。

特選 山本浩司

ソナス・ファベールというと、本機の初代モデルを思い出すベテラン・オーディオファイルも多いに違いない。創業者の薫陶を受けた40代前半のエンジニアが仕上げたこの第3世代機からはイタリア訛りはあまり感じられず、パルシヴなビートもこなせるヴァーサタイルな魅力を持つ実力機として生まれ変わった。とはいっても、本機最大の魅力はやはり声の再現。歌の国、カンタービレの国ならではの溌剌としたヴォーカルが堪能できる。仕上げの美しさにもため息が。

推薦 和田博巳

かつてのエレクタ・アマトールを知る人には、随分と現代的でクールな姿形になったと映るかもしれない。確かにこの3代目は本体底部とスピーカースタンドベース部には白大理石を採用。キャビネットも無垢のウォルナット材が使われているが、決して懐古的なコスメではない。出てくる音もそのとおりで、温かくエレガントな音の質感と音像の明確さは残しつつも音色はいっそう爽やか。長く手元に置いて愛でたい、小型スピーカーの代表格。

※HiVi ベストバイの選考は、★(ベストワン)、◎(特選)、○(推薦)の3種類があります

 

メーカー・関連サイトへ>

www.noahcorporation.com/sonusfaber/20190305_eaIII_release.pdf

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