【HiVi夏のベストバイ2019】D/Aコンバーター部門（3）〈60万円以上〉

第1位：コード DAVE

￥1,500,000＋税

かれこれ3年ほど本機を愛用しているが、この春からアップサンプラーのHugo M Scalerを組み合わせることに。本機最大の魅力は、音楽をイキイキと闊達に描写するところにあると思うが、Hugo M Scalerを加えることでその美点がいっそう際立つようになった印象だ。時間軸方向の精度向上がそんな印象に結びつくのだろう。本機の音量調整機能を用いて同社製新製品パワーアンプのEtudeと組み合わせて聴く峻烈な音にも大きな興奮を覚えた。（山本）

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第2位：マイテックデジタル　MANHATTAN DAC Ⅱ

オープン価格（実勢価格78万円前後）

マイテックデジタルが手がける家庭用DACの最高峰。ESSテクノロジーの高級DAC IC「ES9038PRO」の搭載に加え、クリステック製低ジッター水晶発振器「Femto Clock」、独自のジッター低減回路を投入。MQA対応ばかりが注目されがちだが、DACシステムとしての本質的なクォリティが高い。特に中低域の分解能に優れ、音の質感はきめ細かく、繊細。（藤原）

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第3位：ソウルノート　D-2

￥600,000＋税

設計者の徹底したこだわりが貫かれた国産D/Aコンバーターの個性派。プリエコーが発生しない「NOS（ノン・オーバーサンプリング）」モードや、「バルクペット」伝送など、音質優先の機能/設計が光る。心臓部はESSテクノロジー社のES9038PROを4基搭載し、それをL/Rchの上下差動コンプリメンタリーアンプに割り当てた設計。目の覚めるような鮮度の高さとハイ・レゾリューション感だ。（小原）

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第4位：オーディオリサーチ　DAC9

￥1,000,0000＋税

アナログステージに近年同社が好んでつかう双3極真空管6H30を投入。無帰還A級動作のバランス出力とした意欲満々のハイエンド志向DACユニット。USBタイプBやAES/EBU端子も備え、光を含む全入力に対して352.8/384kHzまでアップサンプリングを加えることも可能だ。ひと味ふた味ちがうハイレゾ真空管トーンが聴きもの。（高津）

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第4位：メリディアン　ULTRA DAC

￥2,500,000＋税

オーディオ性能の凄さと音楽性の濃密さの両立に感動。音源に入っているすべての音をモニター的な峻厳な正確再現で聴かせる能力がひじょうに高い。「こんな音が入っていたのか」「ここまで感動的な音楽を聴かせてくれるのか」「この演奏家はここまでこだわっていたのか」と、聴き慣れた音源から新発見がある。MQAのリファレンスとしても屹立する。（麻倉）

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