執筆陣
ジャパンディスプレイが、「高精細VR専用液晶ディスプレイ」の量産を開始。軽くて没入感に優れたメガネ型VR端末が続々登場するか
ジャパンディスプレイは、仮想現実(VR)ヘッドマウントディスプレイ専用の液晶ディスプレイ(パネル)の量産をスタートしたと発表した。既に中国メーカー向けに出荷を行なっており、このデバイスを搭載したメガネ型VR端末も発売されているそうだ。2.1型サイズに1058ppi(pixel per inch)という高い解像度を備えている。
VRヘッドマウントディスプレイでは自然で緻密な動画表現が求められるため、1,000ppiを超える高精細さと、ぼやけを抑えるための反応速度が必要となる。同社ではこの2点について技術開発を進めてきた。さらに、実際のメガネ型VR端末をより薄く・軽量化するための工夫も施され...
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ディスプレイメーカーからの脱却を目指す。ジャパンディスプレイが、B to Cまで視野に入れた、2019年の戦略発表会を開催。スマートバス停やVRシステムも展示
株式会社ジャパンディスプレイは12月4日に、戦略発表会「JDI Future Trip〜Creating Beyond〜」を開催した。同社はソニー・東芝・日立・パナソニック・トヨタといったメーカーの液晶部門が統合して誕生した、中小型液晶ディスプレイ事業を手がけるメーカーだ。
今回の「Future Trip」では、2019年に向けた同社の新技術、新提案が多数展示されている。冒頭、同社常務執行役員 チーフ・マークティング・オフィサーの伊藤嘉明氏が登壇し、ジャパンディスプレイの今後の展開を紹介した。
ジャパンディスプレイでは、今年4月1日に新しい社内組織を立ち上げ、イノベーション戦略の策定を進...