執筆陣
ジャパンディスプレイ、東大と共同で、薄型・フレキシブルな生体認証用センサーを開発。高速・高解像度での読み出しを実現。3年後の実用化を目指す
ジャパンディスプレイは1月21日、都内で会見を開き、東京大学と共同研究・開発した薄型イメージセンサーを発表した。
これは、世界初となる、指紋・静脈・脈波を計測可能な薄型でフレキシブルな生体センサー。東大の持つ薄型有機光検出器の技術と、ジャパンディスプレイの持つ低温ポリシリコン薄膜トランジスタ(LTPS TFT)技術を組み合わせることによって実現したという。
会見では、このセンサーを使った2種類の試作機が展示されていた。
一つは、いわゆる生体認証に使えるもので、指先を治具に置くと、指先と指の腹(第2関節)の部分にこのセンサーが設置されており、先述の指紋、脈波、静脈の生態情報を得ることができ...
執筆陣
12.3インチの透明液晶ディスプレイや、3,000cd/m2の明るいマイクロLEDディスプレイに注目。ジャパンディスプレイが、新型表示デバイスを2種類発表した
ジャパンディスプレイは、本日発表会を開催し、同社製パネルの新製品を2モデルお披露目した。ひとつは1.6インチのマイクロLEDで、もうひとつは12.3インチの透明液晶。
まずマイクロLEDディスプレイについて、同社R&D本部の山田一幸氏から説明があった。
1.6インチ・マイクロLEDディスプレイのスペック
●画面サイズ:1.6インチ●画素数:300×300画素
●精細度:265ppi●輝度:3,000cd/m2(平方メートル)●視野角:178度以上
マイクロLEDディスプレイとは、基板上に微細なRGBのLEDチップを敷き詰めたもので、太陽光下でもはっきり表示できる輝度と広い視野角を備えてい...
執筆陣
ディスプレイメーカーからの脱却を目指す。ジャパンディスプレイが、B to Cまで視野に入れた、2019年の戦略発表会を開催。スマートバス停やVRシステムも展示
株式会社ジャパンディスプレイは12月4日に、戦略発表会「JDI Future Trip〜Creating Beyond〜」を開催した。同社はソニー・東芝・日立・パナソニック・トヨタといったメーカーの液晶部門が統合して誕生した、中小型液晶ディスプレイ事業を手がけるメーカーだ。
今回の「Future Trip」では、2019年に向けた同社の新技術、新提案が多数展示されている。冒頭、同社常務執行役員 チーフ・マークティング・オフィサーの伊藤嘉明氏が登壇し、ジャパンディスプレイの今後の展開を紹介した。
ジャパンディスプレイでは、今年4月1日に新しい社内組織を立ち上げ、イノベーション戦略の策定を進...