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ジャパンディスプレイ、東大と共同で、薄型・フレキシブルな生体認証用センサーを開発。高速・高解像度での読み出しを実現。3年後の実用化を目指す
ジャパンディスプレイは1月21日、都内で会見を開き、東京大学と共同研究・開発した薄型イメージセンサーを発表した。
これは、世界初となる、指紋・静脈・脈波を計測可能な薄型でフレキシブルな生体センサー。東大の持つ薄型有機光検出器の技術と、ジャパンディスプレイの持つ低温ポリシリコン薄膜トランジスタ(LTPS TFT)技術を組み合わせることによって実現したという。
会見では、このセンサーを使った2種類の試作機が展示されていた。
一つは、いわゆる生体認証に使えるもので、指先を治具に置くと、指先と指の腹(第2関節)の部分にこのセンサーが設置されており、先述の指紋、脈波、静脈の生態情報を得ることができ...