不朽の名作『卍』が令和版として待望の公開。その魅力を、W主演「新藤まなみ」と「小原徳子」に聞いた
谷崎潤一郎の不朽の名作『卍』を令和の時代に合わせてリメイクした『卍』が、井土紀州監督の手によって創られた。令和版の光子を演じるのは、近年話題作・注目作への出演が続く新藤まなみ。そして、その光子に翻弄される女性・柿内園子には、百合作への出演を多く経験している小原徳子がキャスティングされている。ここでは、令和版卍の魅力をW主演の二人に聞いた。
――よろしくお願いします。まずは出演の経緯を教えてください。
新藤まなみ(以下、新藤) 私はオファーをいただいての出演でしたけど、当初はどちら(園子、光子)を演じるかは、決まっていませんでした。ただ、プロデューサーさんとお話した際は、園子にまとまりそう...