執筆陣
ユニット意匠も新たに「モニターシリーズ」を改良。 中域の応答性の良さで、音像が前に立ち上がり淀みなく音楽を快活に放射する全方位能力を持つ モニターオーディオ「Monitor300/Monitor50」
スタイリッシュでありながら幅広い音楽再生に対応
モニターオーディオのユニットは、「プラチナ」、「ブロンズ」などの主軸シリーズの名称にかかわらず白銀の面容を保ってきている。それが最新のMonitorシリーズではユニットがブラック処理になったことが一大特徴となる。
Monitor50は小型で正方形の正面なので目の錯視により横長に見えることもあるけれど、2つのユニットを対角線配置し、25㎜径のC‐CAMトゥイーターはオレンジの縁取りが施されていてアカ抜けた印象。2ウェイ構成のリアバスレフ方式のシステムだ。
C‐CAM振動板はアルミニウムとマグネシウムの合金が基材であり、その表面にセラミック処理...
執筆陣
【HiVi夏のベストバイ2021】サブウーファー部門
サブウーファー部門に大きな変化はないが、上位の序列に若干の変化が見られる。その理由は5位までに入らない製品に票が移っているから。6位のKEF KC62は独自技術の搭載により、「サッカーボール大」ながら強力な低音再生を目指したモデル。次期以降、さらに注目されそうだ
第1位:モニターオーディオ PLW215 II
¥700,000+税
音楽であろうと映画であろうと、本気で取り組むならホームオーディオは低音との闘いになる。なにしろ100Hzがおよそ3.3mにもなる長大な音波を、もっと小さいスピーカーでなんとかそれらしく音にしようというのだから。低音に投資し過ぎることなどあり得ない。この難題に折...
執筆陣
【HiVi夏のベストバイ2021】スピーカー部門(6)〈ペア100万円以上200万円未満〉
第1位:ソナス・ファベール Olympica Nova Ⅴ
¥1,950,000(ペア)+税
名スピーカーメーカーの名をほしいままにしてきたソナス・ファベールだが、ここ数年はさらに評価が高まっている。本スピーカーを見て最初に目につくのは、8層にもおよぶ直交重ね天然木を加圧で曲面加工した美しいリュート型のエンクロージャーだが、3ウェイ5ユニットのドライバーは自社による新規設計。さらにアルミ押し出し成型の「リフレックス・ポート」や金属フレーム採用した独立バッフルなど、技術的なポイントも多岐におよぶ。(土方)
メーカーサイトへ >
関連記事を見る >
第2位:エラック CONCENTRO S5...
執筆陣
【HiVi夏のベストバイ2021】スピーカー部門(5)〈ペア70万円以上100万円未満〉
第1位:エラック VELA FS408
¥850,000(ペア)+税
近年評価を上げているエラックの新作スピーカー。初めて本モデルを聴いた時のインパクトは鮮明に覚えている。エラック伝統のJET Ⅴトゥイーターと、180mmダブルウーファーを搭載し、幅広い周波数特性を確保。キャビネットの付帯音も上手にコントロールしている。分解能が高く、前へグイグイと飛び出す圧倒的なサウンドには強い感銘を受けた。この価格帯のスピーカーでFS408は傑作モデルであると思う。(土方)
メーカーサイトへ >
関連記事を見る >
第2位:ソナス・ファベール Sonetto VIII
¥900,000(ペア)+税
イ...
執筆陣
【HiVi夏のベストバイ2021】スピーカー部門(3)〈ペア20万円以上40万円未満〉
第1位:エラック Solano BS283
¥240,000(ペア)+税
※スタンド別売り
スペイン語で『風』を意味するエラックのニューラインナップのブックシェルフ型。無垢のアルミ製ベースの上にエンクロージャーをマウントする手法を上位機から継承。ウーファーはこのクラスとしては異例のアルミダイキャストフレームという堅牢な仕様。トゥイーターはお馴染みJET V。闊達な鳴りっぷりと高分解能なサウンドで、おそらく回折現象の制御もよくできているのだろう、音場感が見事に立体的に展開する。(小原)
メーカーサイトへ >
関連記事を見る >
第2位:ソナス・ファベール Lumina III
¥250,0...