第1位:テクニクス SU-R1000
¥913,000 税込
針式のレベル計を別にして、近い将来のオーディオアンプはこのようなプリメイン形式が正解かな、と筆者は思っている。入ってきた信号をただ忠実に伝送するのでなく、デジタル/アナログを問わずすべての信号に対してそれぞれ最適なAI処理を行ない、またスピーカーにも動作補正を加えてリスニング環境まで理想化する。そういう未来を、このアンプは見事な的確さで先取りしている。フォノ入力の考えかたなど、脱帽ものではないか。(高津)
第2位:オクターブ V70 ClassA
¥1,760,000 税込
ClassAと高らかに謳った真空管プリメインアンプ。素晴らしい音だ。Aクラスならではの高い質感、表情の豊かさ、ソノリティのカラフルさ......など、感動的な響きにて、音楽性豊かな音を聴かせてくれる。ハイコントラストな稠密さ、グロッシーな明瞭さ、やわらかく華麗な音調......、まさに、“真空管の魔術師”と称されるオクターブのワン・アンド・オンリーの音だ。(麻倉)
第3位:デノン PMA-SX1 Limited
¥902,000 税込
デノンのプリメインアンプの最高峰として君臨したPMA-SX1が、約5年の歳月を経て“Limited”として生まれ変わった。外観はオリジナルのSX1とほとんど変わらないが、400箇所以上の部品が変更されるなど、中味はまったくの別物。本体のトップカバーとフット部にはA7075という超々ジュラルミン素材を奢っている。そのサウンドは気張りがなく、おおらか。ここという場面での吹き上がりに余裕があり、大音量でも軸がぶれない。(藤原)
第4位:リン SELEKT DSM-KA
¥1,320,000 税込
SELEKT DSMにパワーアンプを加えたプリメインアンプ仕様のモデル。アナログだけでなく、デジタル系ではUSBやHDMIの入力端子を装備し、ネットワークプレーヤーとしてハイレゾ再生も可能。定在波制御のための独自技術「スペース・オプティマイゼーション」など先進の機能性を備えることも特徴だ。サウンドはクリアネスが高く、音場感が豊か。(潮)
第5位:リン MAJIK DSM/4
¥638,000 税込
リンが誇る上質なサウンドと多彩な機能性を提供する一体型ミュージックシステムだ。ダイヤルこそないが、基本デザインはSELEKT DSMと瓜ふたつ。DSD対応の高度なネットワーク再生機能やHDMI入出力端子など、その内容はSELEKT DSMのパワーアンプ搭載の標準仕様にきわめて近い。使い勝手のよさに加えて、サウンドの鮮度の高さ、静けさは特筆もの。(藤原)
第5位:アキュフェーズ E-5000
¥990,000 税込
アキュフェーズは、いつの時代も不変の人気を持つ国産ブランド。同社創立50周年を記念した、AB級プリメインアンプのフラッグシップモデルがE-5000。入力から出力まで完全バランス構成で、出力は320W(4Ω)とハイパワー。何よりも嬉しかったのはその音質で、色艶がよくマッシブな表情も聴かせてくれる。(土方)
第5位:ソウリューション 330
¥2,178,000 税込
スイッチング電源を搭載しながら、大容量のコンデンサーバンクを擁することで、低インピーダンスと低歪みを実現。瞬時電流供給能力がきわめて高い、スイス生まれのインテグレーテッドアンプ。シンプルなパネルフェイスは表面にビス等がいっさい露出していないのが特徴。駆動力の高さとダイナミックレンジは無限大という印象。(小原)
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