【HiVi冬のベストバイ2021】スピーカー部門（5）〈ペア70万円以上100万円未満 [税込77万円以上110万円未満]〉

第1位：エラック VELA FS408

¥935,000（ペア）税込

VELA 400LINEは近来のエラック・スピーカーを代表する看板製品。キールの本社工場でつくられたJET Vトゥイーターを共通項としながら、ベテランスタッフの設計による高級機を数モデル、ラインナップしている。うち3モデルは外観のスタイリングも美しく洗練されたフロアー型。その中核が当機FS408で、見事にまとまりよく濃密なサウンドを浸透させる。一見簡潔な2.5ウェイ構成の中に、ドイツ流儀の先端技術を凝縮した秀作だ。（高津）

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第1位：ソナス・ファベール Sonetto VIII

¥990,000（ペア）税込

一見オーソドックスだが、しかし他社の、いや他国の製品とは明らかに異なる洗練や品位を、音からも姿形からも発散させるソナス・ファベールのスピーカー。これぞ北イタリアのエレガンスと喝采するが、中でもソネットシリーズは価格と性能がきわめて高次にバランスしたハイコストパフォーマンスモデルだ。特に税抜ペアで90万円の本モデルは、艶やかで瑞々しく、スケール感も豊かに伸び伸びとよく歌う。自信を持ってお勧めしたい。（和田）

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第3位：モニターオーディオ Gold300-5G

¥858,000（ペア）税込

5Gは第5世代を意味し、本機はその最上位モデルとなる3ウェイ4ドライバーのフロアー型だ。旧シリーズにはなかった200mm口径ウーファーの搭載がセールスポイントで、64mmC-CAMミッドレンジと、ハイルドライバーを範としたMPDトランスデューサーにて中高域が構成される。鋭いレスポンスを提示しながら、スケール感は雄大。（小原）

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第4位：ソナス・ファベール Olympica Nova Ⅰ

¥858,000（ペア）税込

Olympica Novaは、昨年発表された新シリーズ。2ウェイブックシェルフ末弟のモデルで、加圧しながら曲面造形されたエンクロージャーに、側板表面はウォルナット、接合部にはクリア・メイプルをダンピング素材として使用する。手頃なサイズのブックシェルフながら低音域のボリュウムも豊かで感心した。（土方）

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第5位：ピエガ Premium701

¥858,000（ペア）税込

ベーシックな部分でのデザインバランスが取れていることや、キャビネットに使われているアルミ素材の質感に負うところもあるのだろうが、ピエガのスピーカーどの製品も本当に美しい。Premium701はシリーズ最上位モデルで、評価の高いLDR3056リボントゥイーターを初搭載したモデルで、高分解能と豊かな音楽性が両立している。（土方）

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第5位：クリプトン KX-1000P

¥1,045,000（ペア）税込

3ウェイ4スピーカーの密閉、フロアー型スピーカーとして根強い人気を誇るクリプトンの最高峰。ユニット、エンクロージャー、ネットワーク回路に至るまで、「メイド・イン・ジャパン」にこだわり、とにかく細部まで品質を突き詰めている。透明感に富んだギターの響きといい、清々しい空間の拡がりといい、実におおらかでストレスがない。（藤原）

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