「映画館で培ったオーディオの創意」 吉田伊織氏の横顔
別冊『真空管アンプ クラフト主義』筆者陣のプロフィールをお届けします
吉田伊織氏は1980年から5年ほど映画館の映写室で勤務。映写技師の国家資格は既になく「映写係」が正式職名だったとのことですが、『管球王国』81号からの連載『映写技師の想い出』では真空管と映画館の装置との関わりを実体験を踏まえてひもとかれました。上の写真が当時のスナップです。
上の真空管は、吉田氏が自作アンプで使った出力管WE339Aです。300Bと同じフィラメント規格を持つ直熱5極管を、変換ソケットを装着して3極管接続で使用。オーディオと向き合う柔軟な創意を、製品試聴取材でも存分に発揮されています。
別冊『真空管アンプ...