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感動の大画面映像の鍵。「スクリーン」に注目しよう!KIKUCHI『WAV-70HDC』『SPA-100HDUT』
手軽に大画面が楽しめるプロジェクターが人気だ。10万円前後で購入できる小型プロジェクターから、本格的な4Kプロジェクターまで、多彩な機種が登場していることもあるが、大画面の求心力はまだまだ健在ということだろう。
ここで忘れてはならないのが、最終的な映像を描き出すスクリーンの存在だ。「白壁投写」という考え方もあるが、一般の住宅では大面積の均一な白壁を確保するのは至難の業。プロジェクター本来の性能を引き出すという意味でも、スクリーン投写が望ましい。
手頃で高画質、そして使いやすい掛図スタイルのスクリーンに注目
ここではスクリーンの老舗メーカー、キクチの個性豊かな2種類のスクリーンを紹介しよう...
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その差歴然。生々しさが違う! スマホ+イヤホンでいい音を楽しむ。Astell & Kern『PEE51 AK USB-C Dual DAC Amplifier Cable』
音楽ストリーミング配信の再生機としては、常時、インターネットに接続しているスマホはもってこいだが、音質重視のヘッドホン出力を備えた機種はほとんどなく、最近はiPhoneのようにヘッドホンジャックを装備しない機種も珍しくない。
「音楽ストリーミング配信を、もっといい音で楽しみたい」。そんな声に応えて開発されたのが、ここで取り上げるアステル&ケルンのPEE51 AK USB-C Dual DAC Amplifier Cable(以下PEE51)だ。準備はスマホのUSB TypeC端子に本機のケーブルを接続するだけ。基本的な使い勝手はスマホに装備されたヘッドホンジャックとまったく一緒だ。
Ac...
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「熱いエネルギーに満ちた堀内孝雄の歌声」「味わい深い堀内孝雄の声の魅力」を最大限引き出したアナログレコード『堀内孝雄 ≪ベスト≫』が絶賛発売中
70年代、独自の音楽性と、傑出したパフォーマンスにより、日本の音楽シーンに大きな足跡を残した伝説のグループアリス。デビュー当初、なかなか知名度は上がらず苦労したようだが、地道なツアー活動の積み重ねにより、着実にファンを獲得。
「今はもうだれも」のカバーヒットを契機に、「帰らざる日々」「冬の稲妻」「ジョニーの子守唄」「遠くで汽笛を聞きながら」「チャンピオン」「秋止符」などなど、ヒット曲を連発、その多くはいまもなお受け継がれ、大切に歌い続けられている。
ここで紹介するアナログレコード『堀内孝雄≪ベスト≫』は、谷村新司とのツインヴォーカルとして存在感を示した“べーやん”こと堀内孝雄のベスト盤で...
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エラックのスピーカーシステム「Debut Reference シリーズ」は価格以上のパフォーマンスを発揮
KEF、インフィニティ、TADと、世界の名門スピーカーブランドで名を馳せたアンドリュー・ジョーンズ。約6年前、独エラックに活躍の場を移し、ADANTEライン、Uni-Fi SLIMライン、Debutライン、そしてエラック伝統のJETトゥイーターの流れを汲むJETフォールデッド・リボンを搭載したCARINAシリーズと、順調にラインナップを拡充している。
いずれもアンドリューならではの高度な技術、作り込みによって仕上げられたスピーカーシステムで、実際、日本のみならず、世界の市場で高い評価を得ている。ここで紹介するDebut Referenceラインは、エントリーラインのDebutラインの上位...
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モニターオーディオ、内容を一新した5.1chサラウンドスピーカーセット「MASS-2G Series」は、見た目以上にリッチな音響が快感
確かなクォリティとスタイリッシュな外観で人気を集めたモニターオーディオの5.1chサラウンドスピーカーセット、MASSシリーズが内容を一新、より魅力的なシステムへと生まれ変わった。
まず球体型の可愛らしいエンクロージャーに注目していただきたい。素材は高剛性コアMDF材をグラスファイバーで強化したABSで、指先で軽くたたいても、安っぽい共振は皆無。この造りのよさは密閉型の優位性を引き出すためにも有用である。
サランネットに加えて、スピーカーターミナルを覆うバックカバーも備え、前後からサンドイッチするように装備する。いずれも高級感のある織り布仕上げで(グレー系とホワイト系の2色)、全方位から...
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濃密な色彩と正攻法の音響でネット動画を魅力的に描く「TCL 65C815」
外出を控えて自宅で過ごす「巣ごもり需要」の拡大により、多彩なコンテンツが手軽に楽しめるネット動画配信サービスが大盛況だ。動画配信の最大手、ネットフリックスも例外ではなく、昨年の8月末時点で日本国内の有料会員は500万人を突破。以降、会員数は増加中で、約6000万と言われる日本の世帯数の10%近くでネットフリックスが視聴されていることになる。
ネット動画配信サービスの躍進とともに、にわかに存在感を高めているテレビブランドがある。TCLだ。韓国サムスンに次ぐ世界第2位の市場シェアを誇る中国最大手のテレビメーカーだが、約3年前、日本市場に参入。激戦の市場だけに苦戦が予想されたが、ここにきてネッ...
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ニュープライムの「AMG PRA」と「AMG STA」は、小型セパレートアンプとは思えないスケールの大きさが快感だ
コンパクトかつスタイリッシュなデザインと、馴染みのいい上質なサウンドで根強い人気を誇るニュープライムから、アナログ入力専用プリアンプの最高峰、AMG PRAと、ステレオ仕様のパワーアンプ、STA9の上位モデルAMG STAが登場した。
いずれも横幅237mmのコンパクトな筐体だが、前面パネルはアルミニュウム合金を切削加工して仕上げられ、独特の精緻な質感がなかなか素敵だ。
まずAMG PRAだが、アナログ2ch入力限定のシンプルなプリアンプで、入出力はXLRバランス1系統、RCA3系統を備え、信号処理はフルバランスとなる。
まず注目されるのが、入力インピーダンス1MΩを実現していること。入...
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名盤ソフト 聴きどころ紹介21/『Dialogue-Miki Imai Sings Yuming Classics-/今井美樹』Stereo Sound REFERENCE RECORD
いまから約8年前、歌手、今井美樹は家族と共に、生活の拠点を英国・ロンドンに移し、いまも日本との間を行き来しながら音楽活動を続けている。このところコロナ禍の影響もあって、東京/ロンドンの自由な移動もままならないが、2020年11月11日にはデビュー35周年の節目として、新作『Classic Ivory 35th Anniversary ORCHESTRAL BEST』をリリースしている。
これはキャリア初のフルオーケストレーションによるレコーディング・アルバム。「PRIDE」「PIECE OFMY WISH」「瞳がほほえむから」「Goodbye Yesterday」といったお馴染みの楽曲を...
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クリプトンのロングセラーモデルが「1.5」に進化。バイワイヤリング接続が効く!
「Made in Japan」の上質なモノづくりという明確なコンセプトを掲げ、その品質の高さから熱心なオーディオファンを中心に根強い支持を得ているクリプトン。特にスピーカーについては、日本ビクターでいくつもの銘器を手がけた名匠、渡邉勝氏を迎い入れ、充実したラインナップを構築している。
ここで取り上げるKX-1.5は、コストパフォーマンスに優れたロングセラーモデル、KX-1の後継となる注目のモデルだ。昨年製品化された弟機、KX-0.5で開発したカーボンポリプロピレン(CPP)振動板のウーファーや、上位モデルのKX-3シリーズで培ったエンクロージャー、内部の吸音材のノウハウなど、これまでの製...
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いま人気のアンプ内蔵スピーカーでテレビの音を大きくグレードアップ AIRPULSE「A80」<ネット動画 音質強化テクニック:アンプ内蔵スピーカー活用>
テレビにとって、映像と音の関係は「フィフティ・フィフティ」が理想だが、現実は厳しい。最近は高級機を中心に音質重視のテレビも登場しているが、40、50インチを超える大画面と対等に渡り合えるスピーカーシステムを期待するのは、至難の業。現実問題として、ほぼ不可能といっていいだろう。
そこで提案したいのが、小型アクティブスピーカーの活用だ。アンプを内蔵しているため、テレビとアナログ/デジタルケーブルで接続することで、お手軽かつスマート、しかも確実にテレビの音質改善が図れるのである。
そして私がいま、もっとも注目しているおすすめのスピーカーがエアパルスA80だ。リボン型トゥイーターと11.5cm口...
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<本格>ワイヤレススピーカーでネット動画の音に迫力と感動を加えるDYNAUDIO「MUSIC 7」<アンプ内蔵スピーカー活用:ネット動画 音質強化テクニック>
昨今、お洒落で、手軽に設置できる一体型のスピーカーシステムが人気を集めているが、オーディオ機器としてのクォリティ、つまり音質という部分では、どうしても物足りなさを感じてしまうケースが少なくない。
「音のいい一体型スピーカーが欲しい!」という声に応えて、デンマークのディナウディオが満を持して開発したのが「Music」シリーズだ。同社はスピーカーユニットの開発から手がけるハイファイ志向の強いスピーカー専用メーカーだが、アンプ、DSP回路の開発にも意欲的で、独自のワイヤレススピーカー、Xeo(シオ)は世界的も高い評価を得ている。
「Music」シリーズは手持ちのスマホとBluetooth、Ai...