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映画の交叉点 第39回:『ジュラシック・ワールド/炎の王国』はアノ人も登場。先が読めない驚きの展開で3作目への期待が膨らむ!
『ジュラシック・パーク』直撃世代が監督&脚本に
2015年に公開され、歴代世界興収第5位を記録する特大ヒットを飛ばした『ジュラシック・ワールド』。トリロジー(3部作)となることが決定している新シリーズの続篇『ジュラシック・ワールド/炎の王国』がいよいよ日本上陸する!
前作のコリン・トレボロウ監督はデレク・コノリー(『ジュラシック・ワールド』『キングコング:髑髏島の巨神』)と組んで脚本に回り、演出に抜擢されたのはスマトラ沖大地震に遭遇した一家の運命を描くパニック・ドラマ『インポッシブル』(2012年)や、ダーク・ファンタジー『怪物はささやく』(2016年)で知られるスペイン出身のJ・A・バ...
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映画の交叉点 第38回:『イカリエ-XB1』 『2001年宇宙の旅』にも影響を与えた!? 幻のSF映画、55年の時を経てついに日本初公開!
1963年製作チェコスロヴァキア産映画の先見性に驚く
中子真治さん編著の労作「超SF映画」(奇想天外社刊、1980年)に小さく写真付きで載っていたので、題名だけは知っていたチェコスロヴァキア産のSF映画『イカリエ-XB1』(1963年)が日本初公開されることになった。
今回上映されるのは、2016年にプラハの国立フィルム・アーカイヴの監修で4Kレストアが行なわれたもので、モノクロ画面の解像度やモノーラル音声の明瞭がすばらしい。ヘンな表現だが、クライテリオン・コレクション発掘、修復の名作ソフトを観ているような気分だった。
この映画が気になっていたのは『イカリエ-XB1』が、ココから5年後に...