【HiVi夏のベストバイ2022】D/Aコンバーター部門（1）〈20万円未満［税込22万円未満］〉

ストリーミングを含む音楽のデジタル配信は、いまや音楽聴取方法のメインストリームと言っていいだろう。そのデジタルファイルをD/A変換し、高品位なアナログ信号を取り出すのがD/Aコンバーター。用途や自身のシステムに応じて、PCやネットワークトランスポートなどとの自由な組合せを検討したい

第1位：ニュープライム DAC-9X

¥198,000 税込

小型かつ音質・機能的に優れたコンパクト&ハイエンドのオーディオ製品が人気だが、DAC-9Xはその勢いを加速させそうな完成度の高いDACである。豊富なデジタル入力に加え、FPGA採用の高精度スイッチ抵抗ラダーネットワークを利用したボリュウム回路の採用など、機能的な仕様に隙がない。なにより嬉しかったのは音質のよさで、小型筐体を感じさせない情報量の多いサウンド、中低域は力感があり音楽をグルーヴィーに表現してくれる。（土方）

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第2位：イヤーメン Tradutto

オープン価格（実勢価格13万2,000円前後）

コンパクトなボディにESSテクノロジー製のハイスペックなDACを搭載したD/Aコンバーター。アルミブロックを削り出したシャーシと実装密度の高い4層の金メッキ基板を採用するなど、実に凝った内容に仕上げられている。なりは小さいが、大人の味わいと言いたくなるほどのふくよかなサウンドを奏でるモデルだ。（潮）

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第3位：マイテックデジタル LIBERTY DAC II

オープン価格（実勢価格21万4,500円前後）

横幅140mmのコンパクトサイズだが、60W供給可能なトロイダルトランスを積んだリニア電源回路を搭載。DAC素子はESSテクノロジー社のES9038Q2Mと贅を尽くしたD/Aコンバーター。MQAデコードに対応し、ユーティリティの高さも魅力だ。ハイレゾ・リスニングの妙味を伝える緻密で解像感の高いサウンド。（山本）

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第4位：RME ADI-2DAC FS

オープン価格（実勢価格17万2,000円前後）

プロユースのテクノロジーを内蔵したD/Aコンバーターで、最大768kHz/32ビットのPCMと11.2MHzのDSD対応を果たしている。最新型の本機はDACチップをESSテクノロジーES9028Q2Mに変更し、S/Nが117dBから120dBに改善され、歪み率も大幅低減されている。USB DACとしてだけでなく、ヘッドホンアンプとしてもハイエンドだ。（小原）

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第5位：コード Mojo2

¥79,980 税込

英国コードエレクトロニクスが手がけた高性能FPGA活用DAC内蔵のポータブルヘッドホンアンプ。光/同軸デジタルに加え、USBはタイプBマイクロとタイプC入力を備え、PCM 768kHz/32ビット、DSD 11.2MHzのネイティブ再生が可能。音の輪郭を感じさせない穏やかな聴かせ方は、なかなか他のDACでは味わえない。別売にて、本革仕様の専用ケースMojo2 Caseも用意される。（藤原）

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