第1位:アステル&ケルン A&futura SE200
オープン価格(実勢価格23万9,980円前後)
2種類の異なるDACがひとつの筐体内に搭載される同社初の「マルチDAC」モデル。ESSテクノロジーのES9068ASを左右チャンネル独立で、もうひとつは旭化成エレクトロニクスAK4499EQをシングル構成で搭載する。DAC特性に合わせて、2種類の独立したアンプ回路を内蔵するなど、欲張りなファンには嬉しい構成である。(土方)
第1位:フィーオ M15
オープン価格(実勢価格15万円前後)
DACチップにAK4499EQを左右独立で搭載するのをはじめ、超高精度クロックの採用や完全バランス設計のヘッドホンアンプなど、高音質を徹底して追求したフィーオの最上位モデル。情報量の豊富さ、高S/Nがもたらす音場の見晴らしのよさなど基礎体力の高さが実感できる音。ダイナミックでパワフルな鳴りっぷりのよさが気持ちいい。(鳥居)
第3位:アステル&ケルン A&ultima SP2000
オープン価格(実勢価格48万円前後)
充実したラインナップを誇るアステル&ケルンの音楽プレーヤーにおける最高峰。SP1000の後継機という位置づけで、外観はほとんど変わらない。最大の変更点は、旭化成エレクトロニクスによる4ch構成の最高級DAC IC、AK4499EQを、L/R独立・デュアルで搭載したこと。実際、ダイナミックレンジに余裕が生まれ、より繊細で、品位の高いサウンドが楽しめるようになった。とにかく落ち着いた調子で、レスポンスが素早い。鮮度の高い清々しいサウンドは特筆もの。(藤原)
第4位:アステル&ケルン KANN CUBE
オープン価格(実勢価格19万円前後)
ポータブルプレーヤー+ヘッドホンアンプ的なコンセプトのKANNの上位モデル。ESSテクノロジー社の8ch DAC素子ES9038PROをデュアル搭載し、バランス出力で12Vrms、アンバランス出力6Vrmsの大出力と低ノイズを両立している。ヘッドホン/ライン出力のほか、USB DAC機能、USBDACとつなぐトランスポート機能、光デジタル出力と多彩な入出力を持ち、さらにMini XLR 5pin端子も採用。据置機などとの組合せも多彩にこなせる。(鳥居)
第5位:アステル&ケルン A&ultima SP1000M
オープン価格(実勢価格25万円前後)
SP1000のテクノロジーを継承しつつ、外観をコンパクトにし、軽量化に努めたことでポータビリティを高めたのがこのSP1000M。ほぼ同一といってよいスペックは、A&ultimaラインの称号が与えられていることからも頷ける。ヘッドホンをねじ伏せるのでなく、まさに歌わせるように駆動するのが持ち味。(小原)
第5位:アステル&ケルン SA700
オープン価格(実勢価格15万円前後)
近年のアステル&ケルンは、デザイン、音質、機能と3拍子揃い、人気メーカーの名をほしいままにしてきた。同社の初期モデルAK120のデザインを現代の解釈でリバイバルさせたステンレス製の筐体はいかにも同社らしい魅力を放つが、当然内部は最新鋭。上位のDACチップAK4497EQの低消費電力版AK4492ECBを左右独立搭載し、抜群の空間表現力を持っている。(土方)
第5位:ソニー NW-WM1Z
オープン価格(実勢価格30万円前後)
多くの新技術、高価なパーツをふんだんに投入し、音質最優先で開発されたウォークマンの最高峰。DSD 11.2MHzのネイティブ再生についてはバランス接続時のみという制約が伴なうものの、フォーマット対応はほぼ完璧に近い。そのサウンドはさすがにワイドレンジで、ベース、バスドラの重低音を軽々と描き分ける。女性ヴォーカルが艶っぽい。(藤原)
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