【HiVi冬のベストバイ2021】D/Aコンバーター部門（1）〈20万円未満 [税込22万円未満]〉

ハイレゾを含むロスレスでの音楽のストリーミングサービスが本格的に上陸し、デジタル信号を高品位にアナログ変換するD/Aコンバーターの需要は高まっている。ミュージックサーバー、ネットワークトランスポートと呼ばれる製品と組み合わせることで、ストリーミングサービスへの対応も比較的容易に可能だ

第1位：イヤーメン Tradutto

オープン価格（実勢価格9万円前後）

安価な価格帯のD/Aコンバーターは競争が激しいが、ここへ来て期待の新星が登場した。アメリカのシカゴに拠点があるイヤーメンのTradutto（トラデュット）である。コンパクトなシャーシや、PCM 768kHz/32ビット、DSDは22.5MHzに対応するなどトレンドをおさえており、設計と製造はヨーロッパで行なれている。音質はかなりの本格派で一聴して情報量が豊富で周波数レンジ、ダイナミックレンジともに広大で価格を感じさせない再生音だ。（土方）

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第2位：マイテックデジタル LIBERTY DAC

オープン価格（実勢価格12万5,500円前後）

デスクトップ用途としても最適な実にコンパクトなUSB DACは、優秀なヘッドホンアンプやデジタルボリュウムも搭載。さらに各種デジタル入力に加えてRCAアンバランス/XLRバランス出力も装備して、サイズを超えた闊達な音を聴かせる。12V外部電源の使用も可能でMQAにも対応と、小さいながら至れり尽くせりである。（和田）

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第3位：ニュープライム DAC-9

¥121,000 税込

アルマイト処理の精悍なボディをまとった実力派モデル。PCM 384kHz/32ビット、DSD 11.2MHzまで対応するAKM製高級32ビットDACチップを採用するとともに、DACセクションを通らないRCAアナログ入力とアナログボリュウムも備え、プリアンプとしての実力も高い。本機こそベスト企画にふさわしいお値打ち品だ。（山本）

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第4位：コード Qutest

オープン価格（実勢価格25万3,000円前後）

筆者も愛用するコードHugo2と同じ49,152タップ長のFPGAを心臓部に持つ超小型ディスクリートUSB DAC。Hugo2からヘッドホンアンプ機能を省略した据え置き型とすることで大幅なコストダウンを実現、お買い得感がきわめて高いD/Aコンバーターと言える。温度感が高く、しなやかで瑞々しい音がこの価格で手に入る。（和田）

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第5位：コード Mojo

オープン価格（実勢価格5万円前後）

コンパクトかつ上質なポータブルシステムを組みたいと考えた時、真っ先に思い浮かぶのがこの製品。独自のFPGAによるD/A変換回路、ハイビットレート/サンプリング周波数への対応力、さらに800Ωのヘッドホンも苦にしないアンプ部の駆動力を持つ。Mojoの小さなボディにはポータブルファンの夢が詰まっている。（土方）

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