執筆陣
話題のMQA-CD、サウンドと将来の展望を斬る!【橋爪徹のMQA-CD徹底解説2】
今年6月20日にユニバーサルミュージックよりMQA-CDが一挙100タイトルリリースされた。発売直前の週末に行なわれたオーディオビジュアルの祭典「OTOTEN」にMQAもブースを出展していたのだが、MQA-CDの効果か例年以上の注目を集め、講師を招いたイベントも大盛況だったようだ。
昨今にわかに注目を集めるMQAとMQA-CDについて解説する記事を、前・後編に分けて担当させていただいている。本記事はその後編である。
前編では、MQA-CDの技術的な概要とその再生方法についてお伝えした。詳しくは下記よりぜひともお読みいただきたい。今回は、音質インプレッションとMQAというソリューションの展...
執筆陣
CDでハイレゾを楽しめる!? MQA-CDってどんなもの?【橋爪徹のMQA-CD徹底解説1】
MQA-CDは、対応機器でハイレゾを楽しめる画期的なCD
字面だけ見れば嘘か勘違いのようにしか見えない。オーディオを聴く人には、“ハイレゾとCDはデータの形態も品質も異なる”というのが常識で、両者は明確に区別されてきた。しかし、現在この言葉通りのことが可能である。この摩訶不思議を現実にしたテクノロジーが「MQA-CD」だ。昨年3月に登場するやいなや話題となり、オーディオメディア以外のIT系ニュースでも取り上げられたので記憶に残っている方もいるだろう。
そもそもMQAとは何か。簡潔に言うなら、「データ容量をコンパクトにしながら、(スタジオ)マスター品質の音を保証する新しいオーディオコーディ...
執筆陣
MYTEKの最新DAC「Brooklyn DAC+」を速攻レビュー。モニター的な精細さと血の通った力強さを併せ持った逸品だ
米MYTEK Digital(マイテック・デジタル、以下MYTEK)が開発するプリ&ヘッドホンアンプ内蔵USB DAC「Brooklyn DAC」がグレードアップし「Brooklyn DAC+」(想定市場価格¥270,000前後)として6月下旬より発売される。いち早く聴く機会を得たのだが、外観や入出力端子といった基本仕様はそのままに、音質面において確実に進化を遂げていた。有機的でアナログライクな音質は、音源がデジタルソースであることを暫時忘れさせてくれたのだ。早速、詳細をお伝えしよう。
MYTEKはプロ用機器からスタートした硬派なブランド
MYTEKはニューヨークに本拠を置くプロ用レコー...