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EMTの新型ヘッドシェル一体型MCフォノカートリッジ、ステレオ仕様3機種を聴く。4N銀コイル80周年モデルは、先鋭的で緻密な音
EMTのヘッドシェル一体型フォノカートリッジは、ヨーロッパを代表する放送局用カートリッジとして君臨してきた。有名なステレオ仕様のTSD15は1965年に誕生しており、今も熱烈な愛用者が存在する。
2014年からEMTのフォノカートリッジを製造しているのは、ターレストーンアームで有名なミッハ・フーバー氏が主宰するスイスのハイフィクション社。このたび、新型のヘッドシェル一体型のMCフォノカートリッジが発表された。資料を紐解くと、ステレオのTSDが3機種とモノーラルのTMDが3機種、加えて世界限定80個というTSDアニバーサリーが登場する。TSDとTMDには一般的なSME互換タイプとEMT製ト...
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ZYX、フラッグシップMCフォノカートリッジ「ZYX Ultimate-天空(アストロ)G/S/X」を発表。11月1日より受注開始。価格は105万円(税別)
ZYXから、フォノカートリッジのフラッグシップモデル「ZYX Ultimate-天空(アストロ)G/S/X」が発表された。受注生産で、受注開始は11月1日より。価格は¥1,050,000(税別)で、納期は約1ヵ月となる。G/S/Xは発電コイルの材質で、Gは24K金、Sは5N銀、Xは6Nクリスタル銅の3種類から選択可。
ZYX Ultimate-天空(アストロ)G/S/Xは、「ZYX-Ultimate-OMEGA」のリニューアルモデルで、MC発電に関連して起こる、音に影響を与える要因を極限まで抑制したのが特徴。
具体的には、コイルに発電された音声信号によって発生する逆起電力や、コイルボビン...