執筆陣
カンヌ国際映画祭のACID部門に日本映画として初選出。16ミリフィルムで撮影された、深い余韻を残す一作『やまぶき』
今年5月に行なわれたカンヌ国際映画祭のACID部門に日本映画として初選出。農業と映画製作の両方を続ける山﨑樹一郎監督の長編第三作『やまぶき』が、11月5日(土)よりユーロスペース、11月12日(土)よりシネ・ヌーヴォ、京都みなみ会館、元町映画館にて公開される。
やまぶきとは、祷キララ演じる女子高校生“早川山吹”の名前、そして陽の当たりづらい場所に咲く野生の花「山吹」のことでもある。
主人公は、韓国人男性のチャンス(カン・ユンス)。かつては乗馬競技のホープであったが、父親の会社が倒産したため多額の負債を背負うことになり、岡山県真庭市でヴェトナム人労働者たちとともに採石場で働いている。一方で...