『八甲田山<4Kデジタルリマスター版>』は、フィルム作品の4K化のお手本である。そこに込められた作品愛に感動した(後):麻倉怜士のいいもの研究所 レポート19
新4K衛星放送の「日本映画+時代劇 4K」チャンネルで放送された『八甲田山』<4Kデジタルリマスター版>は、オンエア時の映像の美しさが注目を集めた。その理由を調べてみると、4K放送のために、貴重なオリジナルネガフィルムから新たにスキャンを行ない、さらにフィルムの傷を人の目で細かくチェックして消していく細かな作業が行なわれていたことがわかった。しかもそれを監修したのが、同作で撮影を担当した木村大作撮影監督だ。今回は、そんな木村撮影監督の関わりについても話を聞いてみた。(編集部)。
麻倉 フィルム検査、スキャン、レストア(画像修正)と来て、いよいよグレーディング(色調整)作業になるわけですね...