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【技研公開2019リポート】もっと明るい8Kカメラや、超大容量ホログラムメモリーに関連した展示も。技研ならではの要素研究はやはり面白い
次世代映像デバイス技術
8Kという高精細な映像を撮影するカメラには、画素密度が細かく、かつ光の感度も高いという難しい要素を兼ね備えたデバイスが必要とされる。撮像パネルのサイズが同じ場合、解像度が増えると画素ひとつひとつは小さくなっていくわけで、それだけ感度は下がってしまう。技研公開では、そんなジレンマを解消する技術も展示された。
まずは増倍膜積層型撮像デバイスで、もうひとつはより小型で高精細な単板カメラ用の有機膜積層型カラー撮像デバイスだ。
倍増膜積層型撮像デバイスとは、結晶セレンを用いた光電変換膜(倍増膜)が、光を受けて生じた電荷を膜内で増やす“なだれ増倍“機能を持っていることを応用し...