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【麻倉怜士のCES2019レポート9】LGディスプレイが、クリスタル・サウンド・OLEDの進化方向を明かした
有機ELパネルに付加価値を加えるために、LGディスプレイが開発した、ガラス振動発音の「クリスタル・サウンド・OLED」の最新仕様が分かった。
この技術が登場して今年で3年目になるが、毎年改良されている。当初はアクチュエーターを2基、左右に付けていたが、2019年から第2世代として左、中央、右の3アクチュエーター構造が標準(MINIMAL DESIGN)になった。すでにソニーの有機ELテレビの昨年モデル「A9F」シリーズでは、3アクチュエーター構造の「アコースティック サーフェス オーディオ プラス」として採用されている。
周波数特性でみると、第1世代の2アクチュエーター方式は180Hz~...