映画『シラート』、本国スペインや、フランス、イタリアなどで大ヒットの話題作が日本上陸
後味は決して良いとはいえないし、描写は「わかりやすく感動的」というよりは「シニカル」だ。じっくりと腰を据えて見ることで深みがジンワリと伝わってくるところがある。ずいぶん渋い、だが一度見たらその感触が残る一作という印象を受けたのだが……。ことしの3月10日の時点で49受賞 124ノミネートに輝くという、大変な高評価も得ている。その中には本年度アカデミー賞Wノミネート(音響賞、国際長編映画賞)、カンヌ国際映画祭4冠 (審査員賞、サウンドトラック賞、AFCAE賞スペシャルメンション、パルムドック賞)もある。とはいえ、おそらく作る側は1ミリも妥協も迎合もしていない。それが高評価を受けるということ...