クリストファー・ノーランが40年来の夢を叶えた『オデュッセイア』を、池袋のIMAX/GTで観た。IMAX原点回帰のような、美しく繊細、かつ雄大な画と音が “考えるな、感じろ” と訴えてくる
16歳だったクリストファー・ノーランはシカゴの科学産業博物館にあったオムニマックス(IMAXを全天周ドームに投影する方式)でネイチャー・ドキュメンタリーを観て圧倒され、「どうしてハリウッドは映画をこの方式で作らないんだろう?」と思ったという。その疑問は自分が映画監督になっても消えることはなく、『ダークナイト』(2008)で初めて撮影にIMAXフィルム・カメラを使い始め(28分間、全体の尺に対して18%だった)、新たな作品を作る度にその使用比率を高めていった。そして、いよいよ9月11日に日本公開される最新作『オデュッセイア』では、2時間52分という長尺の全編100%をIMAXフィルム(撮影...