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アジア映画のイメージを一新した珠玉の5作が、鬼才監督みずからの監修で4Kレストア化
才人監督みずから、往年の名作に新たな息吹を注ぎ込む。当時を知らないひとはあまりにもスタイリッシュな画面展開に感銘を受け、当時を知る人は彼の先見性を改めて思い知ることになるだろう。
ウォン・カーウァイ監督の5作品が、4Kレストアで蘇る。ラインナップは『恋する惑星』(1994年)、『天使の涙』(1995年)、『ブエノスアイレス』(1997年)、『花様年華』(2000年 第53回カンヌ国際映画祭にてトニー・レオンが主演男優賞を受賞)、『2046』(2004年)。
新たな上映素材について、監督は「『恋する惑星』と『花様年華』は私のお気に入りのアスペクト比1.66:1で撮影され劇場公開されましたが...