【追悼 ダグラス・トランブル】
偉大なる特撮の開拓者の業績を、オーディオビジュアル的に振り返る。映画鑑賞のプロは、彼の仕事をどう捉えているのか
映画特撮の神様、ダグラス・トランブル氏が2022年2月7日に逝去した。『2001年宇宙の旅』のスリット・スキャンを考案し、他にも『未知との遭遇』『ブレードランナー』といった数々の名作を手がけてきたSF映画界の重鎮だ。そんなトランブル氏が関わった作品には熱心なファンも多く、パッケージソフトをコレクションしている読者諸氏も多いことだろう。
月刊HiViでは2010年5月号でトランブル氏の業績を特集、ホームシアターでの楽しみ方を検証している。今回はトランブル氏の追悼として、その記事を以下に再録する。当日の対談に参加いただいたのは堀切日出晴さんと吉田伊織さんのおふたり。12年前の記事ということで...