話題作『十一人の賊軍』の、ドルビーシネマ制作過程に迫るトークショウが開催。雨音ひとつひとつにまで込められたクリエイターの想いを再現する技術の素晴らしさが熱く語られた
第37回東京国際映画祭でオープニング作品として上映された白石和彌監督の『十一人の賊軍』が、現在公開中だ。明治維新の戊辰戦争で、新政府軍と奥羽越列藩同盟というふたつの勢力の間で翻弄される新発田藩を舞台にした時代劇アクション大作となる。
そんな本作は、ドルビーシネマでも上映されている(ドルビーシネマで10館、ドルビーアトモスは42館で上映)。そして10月末、監督の白石和彌さん、録音の浦田和治さん、音響効果の柴崎憲治さんを招いて、本作のドルビーシネマでの制作過程に迫るトークショウが開催された。
冒頭、登壇した白石監督は、「ドルビーシネマで本作を仕上げた経緯もそうですが、僕も普段、浦田さんや柴崎...